2009年12月11日金曜日

人間関係というのは、常にはかなさを持っている。

磯野貴理さんの離婚会見をちらっと見た。

タレントって離婚というような本当に落ち込むことでも、笑いにしないといけない商売なんだな。


私と同じ45歳で離婚ってどんな気持ちだろう。

はかないものだなと思ったという磯野さんのコメントは正直な言葉だろう。

8歳下の男性と結婚する感覚は私にはわからないけど、15年ももっと付き合った彼氏が、離婚して一番遠い人になってしまうというのは、ただ単純に辛いだろうなと思うな。

人間関係というのは、そういうはかなさを持っている。
結局、人間は一人なんかなといつも思う。
(先日、妹から「老後のことはしっかり考えて、間違ってもあてにしないでください」という痛いメールがきました。)
なんでかわからないけど、すごく小さい頃私は親に捨てられるとかそういう夢をよく見た。で、寝るのが怖かったとことがある。
思うけど、人間というのは潜在意識の中でどこか一人では生きていけない恐怖心というものを持っているんじゃないだろうか。だから恋愛したり、お金にこだわったりしてしてしまうのかもしれない。

みんなと一生うまく付き合えるとは限らない。 深い付き合いしていたつもりが、ある日突然連絡取れなくなってしまう人も私の人生の中でたくさんいた。 それが人の世の常なのだ。
そういう寂しさを抱えて人間は生きていかないといけない。それは神様の国に帰るまで続くのだとクリスチャンの人が教えてくれた。

年をとれば取るほどに、そのどうしようもない寂しさがつのる。 そしてさびしくなりすぎて人間は神様の国に帰っていくのかもしれない。
しかし、そういう寂しさに向き合える強さを持った人がまた優しい人で強い人なのかもしれない。

自殺者が過去最高になっているが、不景気の中で人々の寂しさが増加して病気になっている人が多いのじゃないだろうか。 

朝のラジオで聞いておもしろいと思ったのですが、イギリスでは国家戦略として自殺者対策をしたそうで、何をしたかといえば、精神病院の医者や専門の知識を持ったスタッフが家に訪問する組織を作ったのだ。それが今では750チームにまで増えて確実に効果を出しているのだという。

自殺者はうつ病傾向にあり、うつ病傾向の人は人に話を聞いてもらったり、人とかかわることで改善するのだそうで、スタッフが訪問して喫茶店に連れだしたり、地域の野球チームに誘ったりすることで元気になるのだという。

人間は人とかかわることで成長していく。人生は確かにはかない。でも、だからこそ素晴らしいのかもしれない。 いろんな人との出会いや別れの中でいろんな考え方ができるようになる。 私も、私と出会ってくれた人は私の成長に必要な人だったんだろうなと思う。 
残念ながらいいお別ればかりではないが、迷惑かけた人には素直に謝りたいし、お世話になったのにろくにお礼も言ってない人には心からいつも感謝していると言いたい。 そして、今も愛していると思う。

磯野貴理さんも新しい出会いの中で成長されることを願う。

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