2009年12月3日木曜日

本音と建前

世の中に不可欠なものの一つであろう。建前があるからうまくいくという部分もある。


家の近くにはいろいろな工場があり、お知り合いの中には働いている人も多い。不景気の今、こういう工場が日本にあり、日本の労働力が確保されていることはありがたいことである。 このままデフレと円高が続くと、こういう工場も全部海外に行ってしまい、物の値段は下がるけど、それを買える人がますます減るということにもなりかねない。 頑張って欲しいと思う。

実は、私もふっと将来が不安になり、新聞のチラシを見て時間帯と時給の良さにつられ、近所の工場でライン作業のど短期でバイトに行ってしまった。そんなこと大学生以来のことだったのだけど…ムチャ楽しい。日ごろ、孤独に働いて、やっても失敗したりとか、落ち込むこともあるが、バイトはそういうことがない。 上司がいたりして、見守っていてくれる。 同僚との会話も学生みたいで楽しい。たまにこれからも行きたいと思ってしまった。  子供もいないし、こちらの出身でもないのでお友達というものもお客さん関係以外いないので、結構いい刺激だった。 正直仕事を頑張らんといかんのだけど、なんか、あまりにもいろんなことが起きて最近、気持ち的に疲れていたので、お金が稼げる気分転換と思い、ちょっとだけ行ってみて非常によかったと思う。
工場労働というのは、気持ちが落ち込んだ時とか、何も考えなくていい。瞑想状態になる。スポーツクラブ感覚で好きなときに行けるなら、ときどき行きたいと思ってしまったという…。 ちなみに今日も作業中にトロイの木馬に感染しました!が出て、若干ややこしくなってしまった。お陰でまたメインマシンが使えなくなってしまって…。(トロイの木馬に感染しました!が出たら皆さま必ずめんどくさがらずにウィルススキャンをdosもしくはsafemodeで実行してください。必ずひっかかります。) そういう自分でやっていると落ち込むことがどうしても起こるのである。あ=本当に。


でも、工場労働体験で、朝は5時半に起きてお弁当を作り、昼間はパートをしているというようなパワフルな皆さんのお話をいろいろ聞いてしまった。私なんて本当に甘いなぁと反省した。本当にみんなこの不景気の中頑張っているのねと思った。

で、今回私が書きたいのは、そのことではなくて、なんか、こういう工場というのは半年連続して働くと有給休暇を出さないといけないのだという。 だから、労働契約を半年以内にして、細かく再募集を繰り返すのだという。半年働くと有給休暇を年間10日出すかなんかの法律があるために、主婦は長く働けないし、工場も無駄な募集をしないといけない。(そのお陰で私は短期バイトをゲットできたらしい)

これって、なんとかならないものだろうか。 安い給料でワークシェア的に働く時代だと思うけど。
どんな工場もそうしているらしい。 おかしな話だと思った。

前も書いたけど、研修という名前の外国人労働者をものすごい安い時給で雇っているとか、この不景気で世の中の本音と建前の差がどんどん大きくなってきていると思う。 (フィリピン人のAは勤めている工場でもベテランになり、たまに有給もらったりしているから全部ではないと思うけど…)

本当に不安だけど、まぁ。とにかく頑張るしかない。行動が結果を作るのは間違いないのだから。

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