2007年10月9日火曜日

エリート櫻井よしこさん沖縄の集会へぜひ

櫻井よしこさんのブログによれば、沖縄戦における集団自決の命令を軍はしていないとなっており、NHKは偏向報道であると断じている。

戦後60年以上もたち、確かに真実を知るのは難しい。が、沖縄で11万人集まった大集会の模様を知れば、櫻井さんは何と言うだろうか。それは、沖縄は特殊で左翼の集団だからと言うのか?


私はサイパンでバンザイクリフという日本軍が玉砕し、多くの人が飛び降りたという崖を見に行った。そこで1万人もの人が飛び降りて死んだのだという。美しいサイパンの海に、墓標のようにいろんな団体の記念碑がバラバラと建設されたその風景は、あまりにアンバランスで胃の腑を捕まれたような何ともやり場のない気持ちを味わった。

1万人もの人間がアメリカになぶり殺しにされるくらいなら自決しようと思ったというのは大事件である。一億玉砕という言葉を作り、死ぬを誉れと教えて、日本人としての誇りを大切にしろと教えた。日本国中が洗脳されている時代であったと思う。

だから、命令じゃなくって、自主的に死んだのだと。
そんな美しい話にして欲しくないから、沖縄に11万人も集まったんじゃないか。

私はバンザイクリフで最初に飛び降り自殺した人が、飛び降り前に「飛び降りて死ね」と命令を受けたのかどうかなんて確かにわからない。その一点だけを取り出して見たら、確かに自発的だったのかもしれないが、それまでの日本の教育や社会全体の雰囲気がおかしかったから集団で死のうなんて思ったことは間違いない。 絶対に生きろとは教えられてなかったはずだ。
美しいバンザイクリフ


世界の軍事費の半分がアメリカで、そのくせ経済発展は行き詰まっているアメリカ。
その崩壊寸前の大国が今、ムチャクチャなことをしている。軍事費を削減する努力も、技術発展をする努力も、エネルギー削減の努力もしてこなかった傲慢親分の国アメリカ。
中国とアメリカが戦争になる可能性は非常に高いそうだ。

北野さんの最近の著書によれば日本はケモノの中の羊になっており、イラク・イランの戦争の動向を見て、憲法を改正し、日米安保を解消して日本も軍事力を増強するべきであるとなっていた。

私は平和憲法が日本を守ってくれていると思うので、それは必ず守るべきだと思う。
北野さんによれば、日本が独立しないと今度は中国の天領になる。となっていたけど、私の気持ちとしてはお金で解決するのなら軍事に出すのも天領として出すのもいっしょちゃうかな?と思うのですが。

いつもエリートの視点は「誰も死なないのはどの方法か?」というのが欠けてると思う。
品性がないと言われようが何しようが、私しゃ死にたくないし。誰も殺したくない。
子どもに絶対に怖い思いをさせたくない。何してもいいから守りたい。


環境を守り、平和を守りたい。
 そのためにお金がいるならしかたない。

戦争は国家と国家の闘いではない。

戦争は権力者と我々庶民との闘いなのである。

権力者に利用されてはいけない。 その闘いは始まっている。

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