2008年2月3日日曜日

楽しみをキープするよう努力



前のアパートの向いの文化に住んでいたオジチャン70歳の引っ越しが金曜日だった。
私は、ボランティア活動&若干のお礼をいただき、体が不自由で判断力が若干弱まっているオジチャンの後見人として引っ越しに参加。10年以上住んだという男の一人暮らしの引っ越しに朝から気合が入り、前日は会社に泊まりこみ、参加したのだった。

もう、ほんまにこんなホコリは最初で最後というほどに大変だった。
でも、いわゆるゴミ屋敷とは違うので楽といえば楽だったけど。

で、驚いたのは身よりのないオジチャンが、山登りが趣味で、有名中学、有名高校、有名国立大学卒で、英語はかなりでき(英語で細かく書いた書類がいっぱい出てきた)、フランス語でも取引があったりした貿易会社の社員だったということである。
ヨーロッパなんか結構行っていたみたいだ。

で、難病のリューマチになってから人生が変わったようであった。
おじちゃん曰く、山を登りすぎてリューマチになったんじゃないかと思うというていた。

奥様とは離婚、子供とも長い間会ってないらしい…。

なんで?とそこまでは聞けなかったけど、人の人生わからんなぁ。って思った。

私がつくづく許せないと思うのは、おじちゃんの自転車を盗んだ人である。
おじちゃんは自転車がある時までは、うーん、うーん言いながらも外に出かけて買い物などをしていたと思う。
でも、ある日、自転車を盗まれてから外に出るのを止めてしまった。

気がついたら好きだった新聞も止めてしまって、久し振りに会ったら、テレビを見ながら(NHKだけ)お菓子を食べて過ごす老人になってしまったのだ。

新しいお部屋は私が計画して、つかまり立ちできるようにルミナスの棚を入れたりしたんだけど、シビンが欲しいと言いだした。

それで「おじちゃんが本当にいると思うなら買ってくるけど、それだとますます寝たきりなるよ。向いにいい感じの寿司屋があるし、公園もあるんやから、がんばって歩けるように努力してみ」と言うてしまった。
おじちゃんは、前に会った時はニュース見てても難しいこと知っているなと思ったし、手も器用に使えるし、食べるのもそんな堅くないものなら大丈夫なんだなと思っていたけど、ちょっとダケ、ボケてるなと思った。
というか、自らがボケに進んでいっているような気がした。


つくづく思ったけど、本当に、人間楽な方に逃げてしまうと、どんどん衰えていくような気がするのだ。
せっかく、こんなに英語も勉強して、ワープロとかも使えていたみたいだったけど、70歳で何もできなくなってしまうなんて!! もったいない。


私、PHPプログラムを勉強するべく頑張ろうと、70歳でも何か作ってがんばろうと思ってしまったのですが。考えが甘いでしょうか? てか、今頑張れよという話だが。


でも、もっと大切なのはお友達だと思いました。

皆様、よろしくお願いします。

写真は次はこれを勉強してみたいと思ってるテキスト

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