2009年8月19日水曜日

人はシンプルなものに魅かれる

テレビショッピングのお仕事をお手伝いしていてつくづく思ったのですが、あれも一種の洗脳なんです。

ほら!このひと塗りで美陶白肌。ただ滑らせたらいいたけ!
ほら!見てください。するする~っと。まったく簡単! すごいでしょ!


と言ったほうが売れる。

このファンデーションに含まれているアルブチンの成分比率が一般で販売されているものより濃い。なぜそうできるのかというのは…。という小難しい説明はあくまで彩りでそれで売れるわけではない。

あくまでも!ほら! 見て! 簡単! するする~っといったような単純な説明の方が視聴率が取れ、売上があがるのである。

要するに、人間は小乗仏教から大乗仏教が生まれたように、鎌倉時代に念仏ブームが起こったように単純な思想に取りつかれ、その取りつかれたことで一心不乱となり、自己実現を実際に果たせるのかもしれない。

儲けるときは目の色を変えて一心不乱に行動するべきであるというのは、大川隆法氏が言わなくても、達磨大師の教えである。

幸福の科学の教えを見ていると、決して悪い教えではないが、そこに文学的素養はない。
ましてや幸福実現党が唱える北朝鮮にミサイルを落としたらいいとか、消費税と相続税の全廃とか、非常にシンプルで力強い主張は、単純明快で勧善懲悪のドラマのように人々を引きつける。

大衆社会は悲しいかな、深い思索に対して弱い。

たかじんのそこまで言って委員会を見てください。正義と悪は表裏一体で常に判断は難しいのである。

世の中はそんなに単純じゃない。諸行無常の本当の意味は人生の苦労の果てに勝ち得る無我の絶対境地である。

そこに単純な成功の喜びのようなレベルのものはないのだ。

わかるかなぁ? わかんねぇだろうなぁと(古い!)

お盆で愛媛の田舎に3日ほどこもっていました。
相当な田舎なはずですが、そこにもしっかり幸福実現党のTシャツを着た主婦がいて活動されておられました。

地元の人に聞いたのですが、地元の安売りの店のディオ
従業員が集まらなくて開店が遅れたんだって。
で、面接で時給は880円ですが、そこから100円を幸福の科学に寄付しますと言われるんだそうだ。入社して1週間は幸福の科学の研修を受けるのが条件ですということで、集まりが悪かったらしいが、結局はそれでも集まったと。不況の中で人々は心も曲げて働くのだろうか? それともハマッテしまうのでしょうか?


私から言わせると資金集めも単純明快。そんな信者の集め方はいかんやろ。
支援企業というのはとても多いというのも驚いたが、私ははっきりと言いたい。



北朝鮮にやられるので防衛をしっかりして毅然とした態度をとりましょうという主張は普通の考え方だろうが、このビデオは不安をあおっている。
中国と北朝鮮にどのように対応するかは、こんな単純なことではない。
増え続ける防衛費が国を滅ぼすことは歴史で学んだはずである。

北朝鮮は結局はお金がほしいのであるから、それをうまく対応していかないといけない。
確かにこれまで対話しては裏切られてきたが、それでも少しずつは前に向かっている。北朝鮮の内部も政権交代の中で揺れているはずである。中国とてそうで、あの国の政治制度を完全なるものと思っている中国人は少ない(私は中国語を長年勉強してきて中国人の友人も何人もいて彼らの本音を聞いてそう思う。しかし、彼らは絶対にそれを表だっては言えない。その意味で中国人は北朝鮮と同じだと思う)
そこに血が流れる可能性があることをもっと重く受け止めるべきだと思う。

あまりに単純でこのビデオを見てもとても危険だと思う。

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