2009年8月10日月曜日

覚せい剤はいけません

覚せい剤女と同居していたジーナから聞いたのですが、最初に覚せい剤女が覚せい剤をしているのを見たときに、鼻かなんかの薬なのかと思ったという。
覚せい剤女は毎日普通にしていたそうだ。

しかし、どうも普通ではないものを感じて「何してるの?」と聞いたときに、
覚せい剤女は心底驚いて
「知らないの?シャブよ」と言ったという。

ジーナはフィリピンで美容師&ネイリストとして働いており、売春婦のネイルは塗っても自分は絶対に売春なんかはしないというポリシーの元日本に来て、友達がよかったのかミナミで比較的真面目に働いてこれたみたいで、一度も見たことがなかった。
それに比べて覚せい剤女の方は、けっこうヤクザ系のお友達が多かったらしく、普通にあったからやっているみたいな感じだったらしい。

覚せい剤女にしてみたら、ジーナが知らないというのがすごくびっくりだったのだろう。シャブなんて公然の秘密で、たいしたことじゃない。と思っていたからこそ、ジーナの前でどうどうとやっていたし、テーブルにポンと置いてあって、子どもがそれで吸うまねをして遊んでいたという。


覚せい剤女は「私はこれをしないと働けないんだ。誰にも迷惑かけてない。あんたにも迷惑かけない」と言ったという。

彼女がやっていたのはアブリというもので、粘膜からの吸収なので効き方がマイルドなので、本人もバランスをとってうまくやっているつもりだったのだと思う。(でも、アブリは効き目がマイルドで身体に傷もないために、周囲の発見が遅れ、依存がきつくてむしろ止めにくいのだそうだ。気持ちよさもどんどん落ちていくためしだいに量が多くなっていくのはアブリだとその道の方から聞いたことがあります)



実際、彼女をよく知らない子は、細腕で息子を育てて頑張っているけなげな母親に見えたと思う。

でも、子どもを預かってくれと頼まれて付き合うことになった私にしてみたら、来ると言ったくせに連絡もなくキャンセルするわ、時間にはルーズだわ、連絡しても返事がないわで、本当にめちゃくちゃで、悪いけど付き合えないわ。と思って子どもを預かるの止めようと思ってジーナに電話したのである。 そうしたらジーナが泣いて「助けてくれ、息子がこのままではどうにかなってしまう。実は私ももう同居は解消しようと思っている。最近わかったのだけどあの子は薬をしているんだ」と私に告白したのである。


自分の生活がいいか悪いかなんて、客観的にみることって難しい。人に言わせたら私の生活も結構メチャクチャだと思うし。でも、覚せい剤は本当にいかんと思う。

一度なんか、あまりにも連絡が取れないので夜ジーナの荷物を取りに行くとう名目でカギを開けて中に入ったら、息子がオシメをパンパンにして暗闇の中でバンビのDVDが繰り返して流れているなか女が死んだように寝ていた。もう、本当にぞ~っとした。


薬の切れ目だったのだと思う。刺激しないように起こして優しく聞いたら、なんと寝たのは前日の夜の10時に寝始めたという。行ったのは翌日の夜中の12時近くで24時間、電話がなっても出ることもなく、すっ飛ばして寝ていたのだ。 3歳の息子は冷蔵庫の牛乳だけで過ごしたようだ。コンビニでお弁当を買って来たら息子が起き上がって両手でがっついて食べ始め、もうこれは何とかしないといけないと本当に思った。

私にしてみたら、こんな異常なことはないと思っていたのだが、隣の部屋にも同朋のフィリピン人は住んでいたのに、一晩中息子が泣いていたのも知っているはずであるが、

「しょっちゅうなので何だかそれに慣れてしまっていた」ということでした。


恋も人生もそうですが、常にどこかで冷静に見ないといけないです。 


まぁ。何がまともで何がまともでないかなんて、よくわからないのは正直な話ですが…。

覚せい剤だけは絶対にいけないというのは間違いないと思います。

0 コメント: