2007年1月23日火曜日

子どもってお母さんを本能的に大好きなのね

 次男は本当に美男子である。どこに行っても「この子可愛い~」と言ってもらう。 お風呂やさんなんかオバサンのアイドルになってしまう。 幼い女の子が何回も何か言いたそうによってくる。

 こういうのは長男にはなかった。 人間、生まれながらの運命ってあるのである。

 「可愛いって言うてもらってるで~。ありがとう言うたら?」とひやかすと、

 「ばかやろう!」と言って彼はテレルのであった。こんなに小さくてもいろいろわかっている。

 だが、男前には弱点があった。

 水のみの彼は、オシッコが頻尿である。 完全に。
 オシメ代がもったいないので、とにかく頻繁にトイレに連れて行く。

 で、毎回、必ず出る。 だが、眠たいときなど、チンチンが体にくっついたままで足元に尿が落ちそうになってしまい、思わず私、彼のものをつまんで「キャー!しっかり持ってください!」と…指導してしまいました。

 いやぁ。久しぶり…。なんてね。

 でもなぁ。こういうチヤホヤされて育ったタイプって、結構、大きくなってショーモナイ男になってしまうものである。 こいつ、ホンマにワガママに育ってきているので、ゆうちゃんは結構、最近は厳しい。

  でも、お母さんが迎えに来たら、やっぱり母親にしっかり抱かれに行く。

 そして私に「ゆうちゃん ありがとう」と誰に教えられることもなく言うのだった。
 
 あんたのお母さん、問題だらけなんだけどねぇ。

 それでも母親がいいんだなあと思うのである。


************** BY THE WAY


 この前、長女のさーちゃんとお茶していて、自分を捨てて出て行った母親とその男と1度だけ競馬場に行ったことがあったと自分から私に話した。

 そうかぁ。 そんな、親子のまねごとしたこともあったんかぁ。

 「そうやねん。でも、あれは楽しかったわ」

 まぁ。お母さんもあの男も実力がないからなぁ。気持ちとしては、なんとかしたいというのはあったんやと思うけどな。

 とか、なんとか、言うてしまった。

 だが、サーチャンは母親のことを「もう、何とも思ってないわ。忘れてるし。うまくやってくれたらいいと思ってる」と言うたのである。 私しゃ感動した。 こんなひどいシウチをした母親の幸せを彼女は祈っているのだった。 彼氏も悪い人じゃないし、頑張って欲しいというようなことを思っているようだった。

 子どもって、どんなになっても基本的には親の幸せを祈ってくれるもんなんだなぁと。

 ま、彼女が父親との養子縁組が決まって、精神的にも安定したこともあるのだろうけど。

 サーちゃん本当に大人になったなと思った。

 翌日、しっかり母親に電話し、オマエの娘はスゴイぞと。 オマエが同じことされたら一生恨むとか何とか言うやろう。と。 ちなみに、さーちゃんの母親は、自分の父親(サーチャンのじいちゃん)との間に深い確執があり、死んでも許さない。というようなことを常に言うていたのだった。


 工場で徹夜でバイトして、翌朝、朝から女に列並ばせてスロットを打ちに行く42歳の男。お金に狂っている男女のカップルは、先の見えない生活を今日も続けている。

 中2の娘は、完全にそんな親と男を見下ろしている。 母親も男もそれに早く気づいてくれ。

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