2007年1月10日水曜日

毎朝 保育所に園児を連れて行くだけでもすごいと思うよ

子どもを育てるって本当に24時間なので、楽しいことばかりではない。
ゴハンとオシッコ、ウンコ、睡眠、ちゃんと時間通りにしてあげて、お話やらお遊びやら、
きちんと、それなりにはしておかないとヘンな子になっちゃう。

女ひとりで、子どもを抱えて生活支えていくのって大変だなと思う。(もちろん支援者はいるんだけど)
コウウツ状態の友達は時々とっても辛いらしい。 睡眠薬をまとめて飲んで泣きながら電話してきたり。 あること、ないことを言って、いろんなところに電話しまくったり。

医者に連れて行って報告する。来世弁護士になりたかったんだけど、診療内科医っていうのもいいなぁと思った。 冷静で冷たいじゃないけど、しっかりと目を見て言う。

 気持ちはわかりますが、そういうことはイマシメテいただかないと。 医者は静かに彼女に伝えた。 そう、辛いけど、してはいけない。

 カッコいいなぁと思ってしまった。



 辛いけど、ガマンスルシカシカタナイ。

 ソレガ、アタリマエダトオモワナイトイケナイ。

 ソシテ、ツヨクナルシカナイ。

 それが人生の実態だと私も思う。

 
 生きていると「ど~して私って」って落ち込むことは多い。
 私なんか、もうそういうことの連続である。 
 年を取ることって、そういうことに耐性ができてきて、いろんな風に考えられることなんじゃないかなと思う。
 だけど、わかっているけど…。
 誰かにもたれて泣いてみたいなぁと思うこともある。それが、人間だから。


 だから、苦しむ友達の気持ちはとてもわかった。相当、今回(も)バカなことしてたけど。

 朝、子どもを保育園に連れて行くのを何回かしてあげた。 辛いときは電話しなよ。
 家は近所なんだから、それくらいやってあげるよ。

 「ゆうちゃんに悪いよ」と友達は言う。 

 まぁ。たまにはいいじゃん。 よかったら、明日もやってあげるよ。

 夜メールが来た。 「明日はがんばって自分で連れて行くようにする。おやすみなさい」
 
 がんばってるね。また、明日メールしてねと返事した。

 ちょっとした優しさしか私は彼女に与えられないけど、そういうもので人はまた強くなれるのだと思う。 


 朝、起きて、ごはんを食べて、保育園に行く。

 その当たり前のことがしんどい。でも、がんばらないといけない。
 私には彼女のその気持ちはとてもわかる。

 冬の冷たい風の中をママチャリこいで保育園に連れて行くお母さんの顔はどれも立派である。 

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