2007年1月11日木曜日

躓き つまづきは 足に質と書く ドラッグもサラ金も怖い

どうしても一人暮らしをしたいのでサラ金で30万円借りました。何のために生きているのかわからないから。 という人がいたので、私はいいんじゃないかと言いました。

 そういう前向きな借金ならいいと思うんだよ。でも、な。 いかんわ。ドラッグ買うのにサラ金は…。

 世の中のドラッグの蔓延は驚くものがある。 私しゃだんだんわかってきた。
 世の中に事件とか多いのは、ドラッグとかサラ金(それも普通よりもエグイ)が沢山あるからじゃないだろうか。 (まあ、皆わかっているかもしれませんが)

 ドラッグは芸能人とかも手を出して逮捕されたりしているけど、実は結構、身近にある。ミナミとか天王寺とかで普通の主婦が買いに来るのだそうだ。

 ミナミの肉体労働者の方が「ワシらは買ってない。お金がない。買ってイメージ悪くしているのは主婦だ」と言っていた。 なるほどと。 小さい袋に入って1万円くらいで、それでだいたい1週間くらい持つ。 それが毎日使うようになると単純に計算して月4万円は必要になる。
 タバコより高いのはもちろん、確実にタバコより体に悪い。

 でも、最初にクスリに手を出してしまったのは、タバコや強壮剤くらいの軽い気持ちで、
タバコ程度にうまく付き合えると思ってしまうことから始まるらしい。

 話を聞いていたら、私もちょっとイイナと思ってしまう。 まず、寝なくても体が飛んでいくように軽く、ハッピーな気持ちになり、体がシャキとして前向きになれるというのだ。音感などが研ぎ澄まされてきて、作曲とかするのにどうしてもドラッグが必要になってしまうミュージシャンとかが登場してしまう。

 私なんか、落ち込むことが多いので、思わずやってみたくなる。 

 特攻隊が出撃前に特攻クスリとして覚醒剤を与えられていたのだそうだ。 ヒロポンというクスリは、戦争が終わって残っていたのを政府の御目こぼしで薬局で販売していたのだそうだ。 だから50年前は覚醒剤は合法であって、肉体が辛い人のユンケルみたいなものだったのである。

 でも、クスリが怖いのは、ご存知のように依存性が強くなってくることである。ま、何ごとにも習慣というものには、依存性というのはあって、私なんか1日1回、必ず耳掃除しないとおれない。 が、
ドラッグの依存というのは、急激に強くなっていく。 例えば、人前でクスリをしてはいけないというのが最初はあるけど、しんどくなってくると、とにかく早くしないとしんどくておれない。という状態になってきて、思わず会社のトイレでやってしまったて、それでバレてしまったとかいう話も聞く。

 これがドラッグの恐怖だ。

 で、返すあてもないのにドラッグ買うのにサラ金に頼ったりするようになると、もう人間はオシマイに近づいてくる。 

 でも、いきなり人間が終わりにならない。 ちょっとづつ悪くなっていくので、体重と同じでなかなか実感として自分の状態が普通で考えておかしいというのに気がつかないのである。

 ドラッグもサラ金も最初に手を出さないのがよい。ま、これは一般論である。

 私が今回特にお知らせしたいのは、手を出してしまって、自分で「これはいかんのじゃないかな」と思ったら、誰かにまず相談することである。

 私はどうしたらいいんでしょうか?と。

 内容が内容だけに誰に相談したらいいかわならいと思うけど、実は世の中には同じようなことが非常に多いので、第三者的な方が相談にのってくれたりする機関があったりする。 ドラッグ依存は精神病院に専門外来があるところもある。

 そういうところで相談したからといって、絶対に怒られたり、どなられたり、逮捕されたりはしない。 実に親切に優しくおだやかに話を聞いてくれるのだ。

 結局、サラ金もドラッグもしんどいから楽をしたくて、ちょこっと頼るつもりでだんだんとダメになっていくということで、人間というのは弱いのである。
 
 その苦しみは、いきなり魔法のようには楽にはならない。 少しづつ頑張っていくしかない。で、頑張るのはしんどいので、どのレベルでがんばっていくべきか。 どうやったら頑張れるか考えてくれて、応援してくれる。

 自分で自分をごまかし続けては生きてはいけない。 どこかで止めないといかん。
 それは結局は自分の力でしかない。 皆、がんばろう!
 できる範囲でいいから。

 本当!ドラッグって怖いわね。 まともな人のやることじゃないわ!!って思っている方へ…。
 ドラッグなんかに比べたら酒やタバコなんていいじゃん!と思うけど、実はこれも依存性があって、酒で狂う人もタバコでガンになる人もいる。

 こうやって見ていくと人それぞれ何かに依存して生きている。 

 ドラッグしててもそれはタマタマだったんだと私は思う。 その苦しみの可能性は誰にもあったんじゃないだろうか?
 
 足辺に質と書いてつまづくと読む。 質すはタダスと読む。
 このタダスは、問いただすのただすである。 うまいことできてるなぁと思う。

 ドラッグでも、何でも人というのは何かに依存して、生きにくさを補い、また、それにより試されているじゃないだろうかと考えた。 皆が皆、エリートじゃない。 皆、迷い苦しんでいるのだ。
 
 実は皆、なんとかかんとか生きている。

 許せないのは、そういうドラッグを販売してボロ儲けしている組織だ。
 サラ金の金利は確かに高すぎる。

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