2010年9月22日水曜日

不安を見つめる勇気を持とう



最近、この本を読み(まだ半分だけど)、その国の未来はその国の本屋を見たらわかると書いてあっておもしろかった。中国ではそれこそ群がるように人々は知識を求めて書店にいるという。ラオスは観光客用の書店しかなく愚民化政策のお陰で人々は本など読んでいなかったそうだ。

電車の中でそこの部分を読み、ふと頭を持ち上げて周囲を見回した。 本を読んでいたのは私くらいでほとんどが携帯をいじっている。昔は電車の中で本や新聞を読んでいた人はケッコウいたと思う。

この前、ボランティア活動している人から聞いたが、仕事がなくて働けず電気が止まるのでお金を貸して欲しいというような人が相談に来たので、生活の実態をカウンセリングしたら、携帯電話を持っていて、電気代より携帯電話代の方が高かったので、なんでやと聞いたら、ネットの無料のゲームにはまってネットをしてたら携帯電話代がそうなってしまったと聞いたという。

確かに無料のゲームを携帯でオンラインで楽しむにはマックスのパケット使用料金を払わないといけない。



仕事をしながら、藤原直哉さんのインターネット放送をよく聞いているが、年収が200万 300万以下という人が増えているというのに、人々の怒りが行動に変わらないというようなことを言っておられた。確かに1929年にあった蟹工船のようなプロレタリア文学は、そういう庶民の怒りが原動力なのである。1930年代のような人々の怒りが2010年になってないというのだ。

社民党から辻元清美さんが離党し、社民党なんて風前の灯火だけど、社民党の元になった社会党というのは、末端の貧しい庶民の怒りが政治を動かすうねりが作った党だと思う。今のような時代だからこそ、労働者の団結は必要なのに、その貧しい人は、携帯ゲームに一時の慰めを得て、大企業に搾取されているのは情けない話である。

確かに今の世の中、流れてくるニュースを聞いていると、不安になるようなことばかりだ。 検事が証拠の改ざんして逮捕されているが、テレビで元検事という人が「こんなことは他にはないはず」とかマジメな顔して言っていたが、本当かなと思う。警察による冤罪事件が多くある今、検事にもご都合主義な捜査が今回初めてとは私には思えない。 警察と検察と司法の癒着は、昔から言われてきたことだと思う。

ニュース速報は流れたが、私には世の中の怒りが感じられるのは2ちゃんねるくらいである。

自民党がダメだから民主党にしてみたが、党内はバラバラで(私は管さんを応援していたが、今回の人事には若干失望している)、ねじれ国会や次の選挙はどうなるのだろうかと思っている。

思わずゲームしながらボーットしないとウツ病になってしまうような不安が世の中に蔓延している。 しかし、愚民化によっていいことなんて何もない。

世の中を動かし、社会を変えていくのは人々の知恵と勇気だ。
そして、様々な意見を自由に発言し、また情報を収集できるインターネットの時代である。

足を踏みしめて目を見開いて、我々国民は生き抜かなければならない。

ホピの予言というものがある。アメリカのアリゾナ州に住む、アメリカ最古の人類で、マヤ文明の末裔と言われており、彼らの間に伝えられてきた古くからの予言があった。ホピの長老たちは、第二次世界大戦の原爆投下を見て、ことごとく当たっているホピの予言を、このままでは人類が滅亡すると思い、ホピだけの秘密の予言であったにもかかわらず、会議の末に明らかにしたのである。

その予言の中で、第三次世界大戦が起こり人類は滅びるとされている。これが最近流行の2012年人類滅亡説の元になっているものだという。 最近の世の中の動きを見ているとさもありなんと思うことばかりだ。
だが、リンク先に書いてあったのだが、第4の世界の始まりのときに、人類は次のような注意を受けている。

ソツクナングは「第4の世界」の岸辺に立っている人々に向かっていった。「この第4の世界の名はツワカキ、つまり完全な世界である。その理由はいずれわかるだろう。かつての世界ほど美しくも、楽でもない。高いところや低いところ、熱と寒さ、美しいところや荒れたところがある。あなた方に選びとれるすべてのものがここにある。

あなた方が何を選ぶかが、創造の計画を今度こそ遂行できるか、あるいはいつの日かふたたび世界を滅ぼすかを決定するのだ。さあ、あなた方は分かれて違った道を進み、地のすべてを創造主のために所有せよ。あなた方のどの集団も星の明かりに従うように。星が停止した場所があなた方の定住する場所である。行きなさい。あなた方は善霊から助けを得るために、頭頂の扉を開けたままにして、わたしが語ったことをいつも覚えておくようにしなさい

頭上の扉を開けたままにしておくというのは、私は情報を常に得て賢くいなさいということではないかと思う。
ゲームや過度の娯楽に耽ることは、頭上の扉を閉じてしまうことになる。

人間は常に賢くある努力を怠ってはならないという意味ではないだろうか。





ゲームはほどほどにしないと時間がもったいないですよ。 



****************

岡本博志さんもブログを更新されて小沢待望論を否定しておられます

田中康夫さんは小沢さん支持だったようで、確かに私も演説聞いたらどう考えても小沢さんの方が立派だと思った。

こんな放送もされておられておもしろいと思った。 岡本さんにもやってもらわないといけないですね。


私が管さん支持だったのは、やはり日本の首相が3ケ月で変わるというのはあんまりだということと(だいたい選挙することも理解できん)、それだけ管という人が悪い人だとは思えないということ、市民派出身の新タイプの政治家ではないかということに期待したかったからです。 ただ政治戦略というのが本当にキライなんだろうなと人事を見て思った。 これではますます民主党が分裂し、ムチャクチャになってしまうと思った。
管さんには、貫き通す強さがあるのだろうと思うが、ちょっとやりすぎた気はする。今も応援しているけど、大丈夫だろうかと心配している。

0 コメント: