2008年8月24日日曜日

あなたに夢はあるのか?

先日もいつものお友達と
 「やっぱり欲求不満があるからこんなにも仕事に燃えてしまうのではないだろうか?」
と会話した。

 やっぱりなぁ。仕事は裏切らないからなぁ。と。

 思いを込めたら込めただけ帰ってくるのが仕事だしと。

今日はちょっとまたプログラム関係で自分にとっては発見があってかなり嬉しかった。

やっぱり仕事はおもしろい。

でも、最近、かなりショックなことがあった。びっくりしたなんてもんじゃなかった。
もう友人が気の毒でたまらなかった。

ご主人が蒸発というか、出て行ってしまったのだ。
詳しい事情は知らないし、誰がどう悪かったなんてことはわからない問題だと思うけど、
はっきり言えることは、それは男の我儘で、非常に無責任な自己中心的な行動だと思う。

あまりにもムチャクチャな話を聞いて、人事ながら納得いかない!ってブチ切れてしまった。
でも、友達はとてもグレイトな人で大丈夫なんだけど。
そんな男とバイバイし超幸運がやってくると思う。


実は私のお爺ちゃんという人も、ある日突然に女性と駆け落ちしていなくなった人である。
家も新築で立派に建てて、長女は御嫁に行き私が生まれて、妹も生まれて、次女は国立大学を立派に入学。 もう言うことはない人生だったと思うが、本当に突然いなくなったらしい。

その後、もちろん出てきて家族会議になってお別れしたんだけど。

で、その私が大学生になってお爺ちゃんという人が寝たきりの老人となって老人ホームにいるということで連絡があり、私は本当に興味があって何回かそのホームを訪問した。
お爺ちゃんにお祖母ちゃんはとてもお爺ちゃんを好きだったのだと伝えてあげたいというのもあったし、お爺ちゃんがそんなことをした理由を聞きたかったのだ。

お爺ちゃんは私に言ったのは「俺の人生はこのままだったら、このままだなぁと思ってしまったんだ」と。

中学生の頃に読んだ罪と罰だったと思うけど、こんな話があった。
酒場で飲んだくれている男が、どうして俺は女房の言うとおりに働けないのだろう。女房の言うとおりにしてたら、俺は安泰なのに。と泣くのである。子供のころはその意味がなんとなくしかわからなくて、罪と罰を私は最後までおもしろいと思わずに全部読めなかったけど、今、時間があったら読んでみたいなぁと思う。


何もかもうまくいっていて、それで満足のはずなのに、何か虚しさを感じてしまう。
自分の幸せに自信が持てないという感覚は誰にもあると思う。
まっすぐな道を歩いていたら、横道に入ってみたくなる。
非常ボタンを見たら、あれを押したらどうなるんだろうと想像する。


でも、たいていの人は責任感があってポンと横道に出るなんてことはできないのだ。

私は思うけど、そういう精神的な虚しさを抱えるのは男の人に多いんだけど、男の人というのは小さい頃から親に期待されて育ってしまう。 そこに、現状に満足できないトラウマのようなものが育つのじゃないかなと。常にどこかに、自分は本来はこんな人間じゃない。もっとスゴイ人間なんだという葛藤があって、理想と現実のギャップに苦しんでしまうのじゃないだろうか。

あらゆる精神を病んでしまった人は共通して言えるのは、自分が自分で許せないからじゃないかなと思う。

で、私は思うんだけど、やっぱり人間って夢が必要なんじゃないかということなんだ。
現実を見て、自分を見て、その上で実現可能な夢を少しずつ追いかけていくのが人生の王道じゃないだろうかと。夢を追いかけて生きていたら、あんまり余計なことを考えないと思うし、それは人から与えられて生きてる人生じゃない。

うまくまだまとまらないだけど、最近そんなことを思う。
夢があるってすばらしいことだと思う。

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