神との対話
あんまり詳しくは書けないが、近所の3歳の母親が覚せい剤やっていたというのはそうとう応えた。いろんな意味で。
ほんまに大変だったが、今回も何とか解決した。判決は19日である。
どっちに転んでもしかたない。 一回シャバに出られるか、異例の初犯なのに家がなくて逃亡の恐れがあるために刑務所に入り、収容所に入り強制送還を待つか…。
どっちにしても、もうこれは神様が決めるだろうと思っている。
彼女はカトリック信者で、クリスマイブには私の家に子どもを預けてカトリック教会に行っていた。(あの日も今思うと彼女はハイテンションだったような気がする)
逮捕してもらう前日(何を隠そう私が通報して調書も作ったので逮捕の日時も知っていた)、私は彼女にとってよい結果となりますようにと、夜思いついて彼女の教会に行き、表で祈りを捧げた。 私はクリスチャンじゃないけど、きっとよその神様も私の神様も仲がいいはずだから、祈って間違いはないだろうと。 佐伯式で教会の外の壁に手を置いて1分ほど目を閉じて祈った。
神様なんていないんだと言う人は多い。 神様がいるんだったら今の世の中もっといいはずだ。神様がいるから戦争なんか起こるんだ。
そういう話は一般的だ。
だが、私にとってそんなことは関係ない。
神様がいると思わなかったらしんどくてやってこれなかった。夫のこと、親のこと、仕事のこと、健康のこと、人に比べたらたいしたことではないと思うけれども、私は辛かった。そして、この私の苦しみを本当に理解してくれたのは神様しかなかった。 たいていの人がそうだと思う。
人生は基本的に苦しい。そして、その苦しみを100%理解できるのは自分だけで、結局、何にすがっても一時的に楽にはなるが、逃げることはできない。
困難を解決し、納得するのは自分の気持ちをどう持っていくかしかない。
そんな時、神様という考え方はとても便利なんである。
でも、正直、私は常に神様を感じて今回も行動をした。(言うとくけどクリスチャンでも何でもないのだけど)
被疑者が薬をやっているけど間違いないが、どのタイミングで踏み入ってもらうかで悩んでいたら、うまいこと彼女に大金が入ったという情報をゲットし、前日に最後の薬を使ったという時に逮捕してもらった。
1日遅れたら尿検査で出なかったかもしれない。
逮捕されるという月に本人の住んでいるアパートが取り壊しで立ち退きが決まった。
彼女のアパートで飼っていたカメが可哀相なので引き取りに行ったら、偶然にも彼女に薬を売っていたらしい(他のフィリピン人にしつこく薬を買わないかと電話かけている)男が彼女の部屋を片付けていたのに遭遇。(彼女の怪しげなヤクザとの人間関係が露見し、それによって身元引き受けの人がいなくなった)
彼女についた国選弁護士がホンマに初心者で打ち合わせが悪く、トンチンカンな裁判となる。
(私はフィリピンに帰って親子でマジメにやりますと答えるべきなのを、日本でまず住むところと仕事を探したいとか言うてしまった。これにより裁判官は逃亡を感じたかも)
とまぁ。そんなこんなで、なんかスゴイナァと思うことが多かったのである。
でも、本当に精神的に疲れた。
本人がホンマに悪の波動を持っていて、私なんか素直にもらってしまうのでしんどくなってしまうのだ。
あんまり知らないかもしれないけど、不倫とか愛人とか気持ち悪いと思ってしまう私しゃコンサバなんである。 そんなコンサバな私がそういう事件にどうしても関わってしまうというのもこれもまた神の仕業かなとか考えないとしんどくてやれんのである。
薬をやっていた母親の知り合いの話によれば、アイツが薬をやっていたのは10年選手らしい。「あの頃はものすごい痩せてひどかった」とか聞いた。 だったら、お前ら、もっと早くに何とかできたんちゃうんか?
というのが私の感想で、なんで私が警察に行って捕まえてくれとか憎まれ役せないかんのじゃ。というのが正直な気持ちである。 で、なまじ息子3歳を何回か預かってしまって、震えながら搾り出すように泣く姿や、オシメをパンパンにしてモジモジしている姿を見てしまったから、本当にほって置けなかった。 で、しかたないから差し入れとか息子にしてしまうのだ。
ホンマに。
夜、子どもは施設でどうしているだろうと考えると、切なくて私は泣いてしまうことがある。
自分が流産した子どもと重なってしまう。 どうしようもないことをどんどん考えてしまうのだ。
で、神との対話
を読んでみた。 前に、大ヒットとかいうのを知って買ってたんだけど、どうも説教くさくて好きになれず、なんか日本でいうたら幸福の科学みたいで嫌いと思ってしまったんだけど、今回、妙に響くのである。思わず文庫、コーチャンの子守しながら読んでしまった。
なんか去年は映画もできたのね。
まぁ。私は神様はいると信じてるけど、徒党は組まないというのが主義の神様で、何か宗教団体に入信することはないです。 はい。
やっぱりね。苦しいと思っている人が多いから、こういう本が当たるのだと。
そういう苦しみが大切な人生の糧なんだろうなと。ま、私もおかげでタフになったなと。
ちなみに、コーチャンの子守、私の予想どおり!台風でフィリピンからママは日曜日に帰ってこれず、水曜日まで続行が決定した。
ダニは会社にわいてたわけじゃくて、家のお米に虫が発生していたのだった。昨日はお家をバルサンしました。
アドビフラッシュは買い直しました!
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