やっぱり好きなことちゅうのは生きてるときにしとくもんや
忙しい。また東京に行くなんて…信じられん。
なんで、こんなに忙しいのかまったく理由がわからん。
がんばるぞ~。がんばるぞ~。
徳ちゃん ちょっと待ってよ。
ごめんよ。 みんな。
マッチャン、疲れて会社で泊まり込んでる休みの日に、会社の階段のところで電話してくれてありがとう。
しかも、自宅の家の門の写真入りのチラシを作って欲しいとかいう不思議な依頼。
お金にならなくても私はベストをつくす。
まぁ。でも気持ちはわからんこともない。門だけでン万円のすごい門なの。
家のフェンスにトラックが突っ込んでから塀を作るプロジェクトに取り組み、大工に乗せられて
どんどん豪華になり、止まらなくなってしまったのだそうだ。
すばらしい門!と塀ができた。 庭氏が専門の雑誌に投稿したほど立派なものになった。
ここまでになると門の開闢(かいびゃく)式のために、式次第を写真入の印刷物を10人に配るために私の技術も役立ててもらってもいいわ。前代未聞だわ。門だけの完成披露式って。
「マッチャン。息子さんのお嫁さんに、この家の門を見てびびらせて、門をくぐってからホットさせる作戦ですか?」 と…。 だって、門くぐったら、普通のサッシの扉の古家やねんもん。 そりゃ大きいけど。
普通、そこまでの予算があったら家を建てるぞと。
思わず見に行く。
奥さんと話す。奥さんは怒っているという。
「こんなんやったら家の台所して欲しいのよ~」 うーん。なるほどなぁと。
いや。マッチャン。この門で先祖代々に名前を残したと思うよ。
あんたは偉い!
マッチャンを見習いたいとも思うのだった。 何でもつきぬけるってことですよ。
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