2007年5月11日金曜日

千の風にのって

フィリピン人のJ(50歳過)が「急にフィリピンに帰らないといけなくなったの」と留守番電話にメッセージを残して2週間が過ぎた…。

ど=したのだろう…と、連絡を待っていたのだが、昨日「今、空港にもどってきたのね」と元気のない声。

何があったの? という答えが

「娘が子どもを産んで死んだんだ」と聞いた瞬間に仕事の電話がもう1本かかってきて

「ちょっと、待ってよ。明日必ず電話するからね」

 で、仕事の電話はすぐ終わり、かけ直したけどつながらないし、メール入れた。

夜、もうどうしようもない気持ちで泣けて泣けてしかたなくて、朝、ラジオから偶然にも
スーザンオズボーンの a thousand winds が流れてきて、また朝から泣いてしまっていた。



どうしてJは、何もしてないのに…。こんな辛いことがあるんだろう
泣きながら、

英語で聞いたらええわぁ。これカラオケで歌おう。CD買ってプレゼントしよう。とか泣きながら考えていていた…。

 
 午前中にJから電話があり「土曜日、ご飯でも食べましょう…何の病気だったの?」と、聞く…。

 「娘はタバコが好きで、タバコを妊娠しているのに1日1箱吸ってたのがよくなかったらしい。どっちかは助からないと言われて…それだったら可哀相だけど赤ちゃんがいいから。帝王切開で赤ちゃんを産んだんだけどしばらくして赤ちゃんは死んだ」

 え??死んだのは娘さんじゃなくて赤ちゃんなの!
私はてっきり、命をかけて娘が赤ちゃんを産んで死んだのかと思っていた。
 やはり、日本語がJも上手だとはいえ、フィリピン人なので、ちょっと何を言っているのかわかりにくく、細かいことがわかりづらいところがある。 もっと確かめたらよかった。

 私はJの、たった一人の子どもである娘が難産の末に死んでしまったのかと思って、ストーリーを考えすぎて泣いていた。 日本で出産したらよかったんじゃないかとか。

 「ちょっと、私、勘違いして泣きすぎたんだけど、赤ちゃんだったら…。ま、悲しいけど。ごめんね」 と、わけわからんコメントになってしまった。

 でも、娘さんはこれから普通分娩では産むことができず、よく考えて妊娠出産しないといけなくなったんだそうだ。
 でも、やはりホットした。 また赤ちゃんなら産めるよ。 娘さんはまだ18歳!(フィリピン人結婚早いわ) 

 「私もタバコを止めろと言ったのよ」 

 妊婦の皆様…。タバコはダメなんです!! 気をつけましょう。

 もう、朝から泣きすぎて、その後、ほっとして、「ザ・めしや」でお刺身に1回目は確かめて注意したんだけど、2回目にかける際、また間違えてソースをかけてしまった。

けど、今日は自分を笑って許してあげた。

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