2009年10月11日日曜日

能力の限界は努力で埋められると思う

読書の秋である。 なんか、小説!っていうものが読みたいと思いました。

最近読んでいるのは、久生十蘭短編集。 くじゅうじゅうらん という不思議な名前の短編小説の名手といわれる大正から昭和の初めの頃に活躍した明治生まれの小説家です。 貧しい時代のはずですが、発想は奇想天外で、ズバズバ切りこむ設定と短編ならではのびっくりのオチと、そしてなんともいえない表現力に魅了され、小説家の中にファンが多いというのもうなずけます。

ロマンチックでお洒落です。 読んでる自分もお洒落になれるような…。そんなムードを味わっております。まさに秋にぴったりな一冊でございます。

でも、漢字が難しいので頭が疲れる。 私、本読むの好きやったはずなんやけどなと。
文体が今とやっぱり違います。呼びならす とか表現しないでしょ。 欧羅巴ってヨーロッパって読むのよ!知らんかったわ!と、そういう意味でも新鮮さはあるが、さら~っと読めなくて、それがまた何とも文学の醍醐味(だいごみ)だなと。

で、最初は難儀(なんぎ)するのであるが、おろおろしながら行を進めては、またモドリ読み返ししているうちに、しだいに薄皮を剥(は)がずごとき進歩を感じることができる(と、小説風の文体)。

なんか、やっぱり能力というのは磨かないと伸びないじゃないかなと。
ざくざく読めるようなものばかりを読んでいたらいかんな。たまには小説も読もうと思ったのであります。

趣味で英語のドラマ(デスパレートな妻たちシーズン5を取り寄せました!)を字幕を英語で見るのも好きなんですけど、最初は字幕を止めながら見るんだけど、1時間ほどすると不思議にこれもまた聞き取れてくるようになる。チャンネル権が夫に常にあるので、夫のいないときに3時間くらい見るのです。3時間も見た日にゃあ。頭の中が英語になってしまいます。

まぁ。ホンマにアホはアホなりに努力することだと思いますな。しつこくやりまくったらアホでも何とかなるじゃないかなと。 要するにアホの谷は努力でそこそこ必ず埋まると私は思ってる。

ま。基本はそれが好きというのが必要だと思うけどな。

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