2008年10月4日土曜日

子どもって難しい。特に男は

昨日、フィリピン人のAの長男と会ったらPSPを買いに行くから連れて行ってくれという。
いいけど、そんなの買うのか?と。
中古でいいのがあったからお年玉で買いたいと。
でも、ちょっと足りなかったら手伝って。


ちょっとだったらいいけどさぁ。
13000円と比較的安いなと思って見てたら、色が黒じゃなきゃイヤだと。
そんなのシラネーと思っていたが、ゴールドのフルセット版が22000円。これがいいという。
ちょっと足りない。
「お金ちょうだい」と小さい声で彼は言う。出してあげる金額は少額だけど、はたして中学生の息子に中古とはいえそんな高価なものを買い与えるのがいいかどうか悩む。

私の子だったらどうする?とか、ゲーム機を買いたいというのは母親は知っているし、自分のお金で買うのならと認めている。私の子どもだったら、そんなポータブルのゲームなんてさしたらいかんのじゃないだろうかと思うのだけど。

日本に来て2年目の彼はとても元気がなく、私は彼を心配していて、英語でいろいろ会話するのだけど、日本語が本当に出てこない。積極性がまったくない。 そんな彼が、私に初めて頼みごとをしたし、今まで何もしてやってないので、まぁいいかと。(でも、どーして私が人の子どものゲーム機買わないといかんかわからん)

日本語をもうちょっと真剣にやるのよと約束して応援してあげた。将来出世したら私におごることを条件に。

で、その後、モスバーガーに行き、話を聞きながら、ついつい説教モード全開になってしまう。どんなにフィリピンから日本に行きたい人が多くて、不法滞在までしている外国人が多いか。あなたはママのおかげで日本に来られて、いろんな勉強ができてラッキーなんだ。というようなことを。

でも息子は「僕がラッキーだと思えない」と。

フィリピンでかなり優秀な生徒だった彼は、日本に来て、友達も特にできず、どんどん暗い感じになり、成績も全然上がらないどころか、はっきり「勉強したくない」と言う。

でも、勉強しないとあなたに未来はないのよ。甘えたらダメだわ。でも、それが中学生の彼の心にどこまで響くのかわからない。英語でしゃべるから細かいいい話もできないし。


一応、母親に買ったことを伝えたら、そんなの買わなかったらよかったのに!と言われて、ちょっとほっとする。やっぱり、そうかぁとか。甘やかせたかなと。

でも、今さらショウガナイ。ごめん。(なぜ私がお金払って謝らないといかん?)
しかし、彼が学校生活そうとう悩んでいるみたいだから、ちょっと話を聞いてやれとか話をする。

でも、本当に彼の未来は今作られているわけで、責任というのは本当に重い。
親もいろいろ悩んで育てるのだけど。

ほんま子育てって難しいよなと。そんな悩みもちょっと羨ましいと感じるけど、実際は甘いもんじゃない。
先日、放火して15人も殺してしまったバカがいたけど。私なんか、そのバカを可哀想だなと思ってしまうのだ。

そうなる前に誰か真剣に注意する人がいなかったのかとか。親はどうしていたのか?とか。
甘やかせた親が悪いとか。でもなぁ。実際、私も甘やかす方かもしれんなとか。

今日、甘やかせてしまった責任を感じて、息子とたまには食事をこれからもしたい。嫌がるかなぁ。

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