2006年9月12日火曜日

人を恨むこと

それくらいしんどいことはないと思う。

うちの母親はガイな奴で(愛媛の方言なんだが、どう表現したらいいのか)、一生恨んで許せないというようなことを60過ぎて確実に言える強い人である。

それほど悔しい思いをして、必ずそれを見返してやるぞ!とか思って頑張れる人というのはある意味幸せだなと思う。

私は実は恨んだりはしない。 ただ単に、あきれはててしまい、もう目の前から消えて欲しいだけで、それが「何くそ!」というようなエネルギーには変化しなくて、どっちかというと、腹が立って腹が立って体が動かなくなってしまうのである。

で、私の場合は、本人におもいっきり言って、発散して、もう2度と私にかかわるな。みたいな感じになって会わなくなったら別にどうということもない。

 人生に、そういう人というのは悲しいかな一人や二人じゃなくいて、私が嫌われてしまったことだってある。

 もう、それはスレチガイという奴でやな。 しゃ~ないんじゃないかなと。

 まぁ。今も思い出しても腹立つというのはあるけど、腹立っても、もうアイツアホやなと思うだけで、嫌だから思い出したくない。とか思うんだけど、そういうことを思い出してしまうというのは、また気になってるってことなんかなぁとか思う。

 できたらだけど、いろんな偶然があって、70歳くらいになって「アホやったなぁ」とそういう人と笑って許し会えたらいいんじゃないかなと思うことは思うけどな。

 でも、70過ぎた人が「死んだ夫は死ぬ間際にもこんなこと言うて本当に情けなかった」みたいな話とか、60代の夫婦が「離婚を真剣に考えているんだ」とか聞くとやね。

ま=一生、しがらみ というのはついてまわるんやねと思うな。

実際、自分が40歳になってみて、20代の自分とどう違うんやろうと思うと、そうも変ってないような気もする。 ただ、苦労した分だけ貫禄は出たような気もするし、多少懐が大きくなったかなと思う。

まだまだやけど。死ぬまでにすべてを笑える境地になってみたいなと。(+金持ちになって)
ムリかもしれんけど。 いろいろ苦労が多いので、この苦労で必ず私は磨かれるはずだとか。

そういうことを考えているということであります。

人を恨むのはしんどい。

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