部落問題とか
実はあるんだよね。
「部落問題」の話題の本を読みました。
あげたい人がいたので。
正直、ハードカバーで読むのはちょっと…って感じの文章なんですけど。
でも、実体験から来ているものがやはり迫力です。
前にも書いたけど、いわゆる「俺は部落の出身やねん」という男の子の話を大学時代に聞いて
「俺から見たら佐伯さんなんて本当に幸せに育ったんだろうなぁて思うわ」と言われたことがある。
「なんか、見てて思うもん」と。
今、考えたら、ああ、世の中の価値観はいろいろあるだなと思った最初の体験だったかもしれない。
そういう意味では大学のころの私なんか、世間知らずのバカだった。
彼は部落出身で考えられないくらい貧乏だったというものだったのだけど。
自分だけ学校で優遇されたとか、解放同盟の活動に参加しているとか。あのときの私には衝撃の内容で、
心底感動して、でも何といったらいいかわからなかった。
ま、その後、私ももっと様々な方に会い別に部落でなくても関係なく、親にレイプされたとか、
親に捨てられたとか不幸な生い立ちの方はたくさんいることも知ったし。
部落問題の本当の本質というのもいろいろ考えることもあった。
今、あのときの彼に会ったら、私はもうちょっと違う話ができるじゃないかなと思う。
でも、本当に人間の心の本質に部落問題というのは問いかけてくるものがある。
私の友人の彼氏は超マジメなエリートで一流会社に勤めているのであるが、で、本人も部落出身だということを知らずに育っていたそうで、大人になってびっくりというような話なんだけど、それだけで結婚にもう3年以上ももめているのだ。 それで小説書けるかなと、これ読んで思ったけど。
本当に、私も彼女の母親ももう何もかも捨てて駆け落ちしろ!というているが、父親とか兄弟(の嫁)とかがいいように言わないことが本当に辛いし、彼という人が、心から喜んでもらえるまではとか何とか言うて伸ばし伸ばしになって結婚していない。
そんなくだらん兄弟や親せきは縁切りじゃ!と私だったら言うなぁというのは簡単ですが、
実際の当事者になったらまた違うのだろうなぁと。
まぁ。こういう小説が出てきて、これがドラマ化して、タブーをどんどん口に出せる方がいいと思うよ。
俺の先祖は部落やってん。
俺の先祖は武士やってん。
関係ないしな。
うちの亭主の先祖は武士だったらしい。 おでこがキレイに禿げてますから。 やっぱり~! みたいな。
それくらいのネタやけどな。先祖なんざぁ。
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