2007年9月4日火曜日

人生はあっという間に過ぎていく

前にも書いていたけど向かいの文化住宅の足の悪いおじさんが、ゴミの日の朝に電話してきてくるようになって、私がゴミを出しに行くのを心待ちにしてくれるようになった。 今朝はリサイクルゴミの日でなんと朝6時に電話があった。

昨日は、夜中1時にジーナとビリーの応用プログラムをしていたので、朝6時は爆睡状態で、ちょっと辛かった。 で、8時くらいに例によって新聞を取りに行ってあげるんだけど、
おじさんの家にあるのは、よくみたら冷風扇で、クーラーもない。よどんだ空気。布団もボロボロ。タタミも立ち上がるのに掻き毟ってしまって、もう、これは人間が住める所じゃないなと思った。

思い切って「おいさん、もう2階の暮らしは無理やで。どっか引越したら?誰か相談できる人はいないの?」 と、聞いた。

「ヘルパーがいる」 というので。 「そうかぁ。そしたら、ちょっと私も市役所聞いてあげるわ。もう。限界やと思うで」

 と言うてしまった。 すると、おじちゃんは「ありがとう」 と言うた。


で、市役所の福祉課に電話して調べてもらったら、担当のケアマネも相当心配してるんだけど、なかなか本人がその場所を引っ越すのをうんと言わないらしい。 点数もあまっているので部屋の掃除などもできるのだそうだが、1割負担がしんどいのかどうかしらないが、あまり利用してないと。
 もう少し、強く言うようにしますということだった。


 引越しもお金がなくても、老人福祉の方で貸付制度もあるそうで、障害者手帳の方でも利用できるものがあるという。 ただ、本人がその気にならないと。


  確かに、ガンコそうな人なんだけど、結局、そういうのって人に迷惑かけることになるんだよね。で、そうなるまでに、足も悪いんだから、いろいろ将来を考えて努力できることがあったんじゃないかと思うんだ。制度を調べて何とかせないかんとかいう工夫をすることで、いろいろ違ってくるんだけど。

 この前の、人を殺してしまった鬼畜のような3人も、そうなるまでにちゃんと調べていろんな手立てをしてたら、よかったんじゃないかなと思うんだよ。

 生活保護とか、自己破産とか、いろいろ手というものは世の中にはあるんだ。

 それを知らないばかりに、どんどん悪い方に行ってしまう。 行動力のベクトルを正してくれる友達とかもないといかんね。 ホンマに。


 人生がいい方に転がるのは、やっぱり、そういういい出会いだと思うんだけどな。
 
 死刑にしてやる!という議論もいいんだけど、犯罪者更正プログラムとか、就職できない人のお世話とか、生活破綻者のカウンセリングとか、そういう社会の良識を普及していく努力というものをしていかないといかんのじゃないだろうか。

 それにしても、今日の高槻市の高齢福祉課の速やかな対応は気持ちがよかった。ありがとう。
 

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