2007年3月10日土曜日

おいらん とは オイラの姉さんとは

先日、娘と共に約束していた「さくらん」を見に行った。 
このマンガは、娘といっしょにマンガ喫茶というものに行った際に、見せてもらい、絵が可愛いなぁと思ったことがあるので覚えていたし、予告の迫力というか、映像的な魅力に圧倒されてしまいまいました。

 で、見に行ったけど、すごいよかったというか…。確かにマンガなので、リアリティには欠けるので社会派の私のテイストではないのである。 R12指定で、中学生の娘に影響きついと思いましたが、娘が隠し持って読んでいるマンガに比べたらまあたいしたことないというか。

 でも、菅野美穂がびっくりするようなベットシーンしていたのでおどろいた。 女優なんだなぁと思った。 あんな細い腰で胸があってええなぁとか。
 まぁ。印象的な映画ではありました。 映像はとにかくキレイです。お花とか。芸術だと思いました。 しかし!

 遊郭の文化は江戸時代においては文化人の社交場であったそうである。 でも、実際は、人身売買の現場だということを忘れて欲しくはないですなと。

 今のアホの子単純に見終わった後に「売春も自立してやったらええじゃないか!」と思うじゃないかなとか。

 もうちょっと、遊女の悲しみみたいなものとか、あってもええんじゃないかとか。
 思いましたのであります。
 
 リンク先の明治時代の遊郭の顔見世の写真と、さくらんの絵はあまりにも違いすぎます。

 昔、間違っていわゆる赤線地帯というのに足を踏み入れてしまったことがあったのであるが、あの入り口にオバアサンがちょんまり座っている何ともいえない雰囲気はたまらんと思った。ヤクザにすごまれても怖いと思わなかった私であるが、赤線の店の前は思わず走ってしまった。 

 日本人は確かにシモネタに対してオープンなところもあるし、セックスもおおらかだと思う。文化的に。 でも、だからこそセックスについて深く考えてないところがあってやね。
それで浮気とかにも寛容だったりするじゃないかなと。


 ホンマに遊郭は性病が蔓延し、睡眠時間は4時間くらいと超ハードで、健康を害して死ぬ者も少なくなかったのだ。と映画を見終わった後、思わず娘に解説した。 色に狂った恋愛はうまくいかないものなのだとも。

 「わかってる。大丈夫」と言っていただきました。


 ま、あんたは決してビジュアル系ではないから、水商売で生きるとなったらムリがあるからな。それだけはわかっておけ。 と言うといた。 よかった。美人じゃなくて。と。

 今の時代でいうたら、借金返済のためにAVに出るとか、そういうことが吉原になるじゃないかなと思うんだけど、AVも文化で、トップになれば芸能人としても有名になれたりするわけでありますが。

 でも、それは本当に一握りで、やっぱり大きな傷を持つのだということを娘どもに私は伝えたいと。 飯島愛ちゃん。何があったのかと。

 男どもよ。 セックスは嫁としろ。 若者よ恋愛しろ と私は言いたい。
 まぁ。私がここでゴチたところでやね。 世の中からAVがなくなったりしないのはよくわかってるのだけど。 飛躍しすぎかもしれませんが、愛とセックスがあまりに軽く、カッコいいという基準ですりかえられて、モラルが崩れていくことにはオバサンは苦言を呈してみたいのであります。

 スピードがハマッテ、キマッテとか。 アホ。ヤクチュウめ。

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