愛ある人生
結婚式が終わって二人で車で結婚式場を後にした時、大雨で雷まで鳴っていたことを覚えている。
それでも私は、これから始まる二人のドラマに少しわくわくしていた。
サラリーマンだと思った夫が胃潰瘍に2回なり、2回大きな手術し、会社辞めて自己破産までして、海外に就職し、いきなり倒産し、後片付けしてそのまま就職した会社でも吐血して帰ってきて、アルバイトでしばらく働き、正社員になったと思ったら10ケ月で脳幹出血で障害者になった。
子どもがいなくてよかったと思う。
楽できると思って結婚してバチが当たったのだろうか。
字面だけ見ると情けない夫の人生だが、そうなる理由もあったわけで、私から言わせると非常に運が悪い、もうちょっと何とか方法あったと思うが。 でも、悪い人じゃない。これで悪い人だったらもう、どうしようもない。
で、本当に好きなんだろうかと言われて、今は好きであると言える。
というか、ず~っと見ていてバカとは思うが、やっぱり愛しいなと思える自分がいることに、これは私のヒロイズムなんだろうかとか。当初思っていた。
脳幹で倒れて緊急入院し、最初にやっとゼリーが食べられるようになったとき、奥さん食べさせてあげてくださいと言われて、涙が出るほど嬉しかった時に、私は確かにこの人と夫婦なんだと思った。 心から夫に生きていて欲しいと思えた自分を発見できた。 夫には気の毒だが、この夫の不幸は私にとっては神様のプレゼントような気がしている。
なんと、倒れる1年前に虫のしらせでエレベーター付きのマンションに引っ越していたり、障害者福祉の仕事したりとタイミングもすべって揃っていて、神様がすばらしいドラマを私に準備してくれているのじゃないだろうかと思うことすらある。
お風呂にいっしょに入り、不自由な左手で洗いにくい背中とかをたまに洗ってあげたり、健康だったらしなかったことをするようになって、関係は濃密になったように思う。
子どもがいないこともあり、仲良くするしかない楽しい夫婦になれたような気もしている。
夫は不自由な体になって、自分の人生を振り返り、やはり反省するところがあると私にポロッと言った。可哀想だなと思ったが、それは彼の運命で、今世の学びなのだろう。今度生まれてくるときは、もう少し違うやり方で頑張るだろう。
はやりの自己啓発のセミナーの言葉じゃないが。人生、悪いことがあって、いいこともある。
極性の法則に従えは、この世の中にそんな不幸はないと思える自分がいる。
そして、神様に私は心から、ありがとうと言える。
この感覚は、やはり愛なんだと思うのだ。
愛に理由はなく、ただ、ひたすらに愛しいと思う。
とはいえ、冷静な目で夫のような破滅型な人を私は、本当に不思議に思うし、その不思議さの分析や、夫の体験した職場に入ってしまった場合、さっさと辞めたほうがいいとか、高血圧だと自覚しながら、若いから大丈夫だとほっといて脳幹出血になったというようなことは、大きな教訓だと思うので、平成の夢酔独言(勝海舟の父親のハチャメチャな反省を書いた自伝)として電子出版でもしたいなと思っています。 本当に障害者年金とか、保険とかちゃんと考えておきましょう。
(この本がきっと大当たりして、私有名になったらどうしようとか。 ノンキに思える幸せも頂いているのだった)
でもさぁ。やっぱり愛より恋の方がいいと思う。
結構、いろんな所に出歩いて、若い人が好きなので「若い時に
業界初**男優アイドル一徹(いってつ)のコンセプトを記事で読み、これを見て思わず膝を打つ。
いいねぇ!見て若返ってしまうわ!
これ、、これ!忘れてた!って思ってしまいました。
友達夫婦にプレゼントしようかしらと思ったり…。
まぁ。神様にありがとう。とか言うのは死ぬ間際でもいいと思うし。
愛はよくわかんないっていうのが結論なんで、ときめく恋をたくさんしておいたほうがいいなとも思うよ。
若い方々は頑張ってください。
結婚は現実だからと…そういうありきたりな説教なんかしてもしかたない。
人生は楽しむためにある。
0 コメント:
コメントを投稿