2025年9月25日木曜日

愛犬が死んで辛すぎる毎日が続いている

 随分、このブログも放置になっていて、久しぶりに書いてみたくなったのは、

8年近く飼った愛犬が死んでしまったからだ。



8月27日の早朝だった。15歳と10ケ月の命だった。

この写真は死ぬ2日前に、豊津のサービスエリアでの写真だ。夕暮れでも、アクセルとなら寂しくない。なんて愛しい犬なんだろうと思って写真を撮った。2日後に死ぬなんて思ってなかった。でも、確かに弱っていたとは思う。

もうすぐ8歳というときに、我家に来たアクセル君

保護施設からの紹介でもらった保護犬だった。前の飼い主さんは亡くなってしまったそうで、とても元気がなく、とにかく食べさせて手なづけ、2ケ月くらいで、我が家の犬になったと思う。

芸はとくになく、ただ、臆病で、でも真面目な性格のトイプードルだった。

自宅だけれども、庭もないし、そんな家が犬を飼うなんてと思ったのだが、夫が、どうしてもということで飼った。

だが、彼は階段を昇り降りはできなかったので、夫の部屋のある2階に食事が終わると私が抱っこして階段を登る。 車椅子の夫は、犬を抱き上げるということができないのである。

だから、たぶん彼は、私の方が、この家ではご飯をくれる偉い人で、夫は同等の人くらいに思っていたのかもしれない。

夫が飼いたいといった犬だったけど、私が毎回食事を作り、毎晩、目薬をして、マッサージをして、櫛を入れて、歯を磨いて、寝かしつけた。  最初来たときに、歯石がすごくて、これはどうしたらいいんだろうと思いついて、熱心に毎日歯磨きをして、ある日、歯石がぼろっと取れたときの感動は忘れられない。

犬がいると、楽しかった。 ただ、それだけで。

食後に、夫に抱っこされたら、夫の鼻の頭を3分くらい舐め続ける。

掃除機をかけたら、怒っているのか喜んでいるのかわからないけど、吠え立てて噛みついてくる。(それの動画を撮影してないのが悲しい)

美味しくない餌が入っていたら、絶対に食べない!どんなに刻んでも食べない

でも、お腹が超空いていたら、しぶしぶ食べる!しぶしぶ食べてるのがわかる。

犬が見せる表情が可愛い。すべてが楽しくて、幸せだった。

犬を飼うって、そういう日常生活の幸せを教えてくれるんだなと思う。

ただ、生きてることが幸せ。


トイレをしたいから外に行きたい。

お腹がすきました。

美味しいニオイがしますね。


もう、犬が考えていることが、すべてわかった。

母親の介護がこのところ始まって、実家と家を4時間ほど車で移動するのに、いつも連れて行った。隣で、寝ているアクセルを、時々なでたりして、私は本当に、ここ数ケ月、癒やされていた。 車で家に帰り着いたとき、思わずアクセルを抱きしめて、ありがとうと心から思った。


その犬が、大阪に帰って2日であっという間に死んでしまった。

まるで、ママは大変そうなので、僕はそろそろ死ぬね。 という感じで。

もう、この脱力感は、どうしたらいいのかわからない。

泣きすぎて過呼吸になってしまった。

今日、1ケ月がきて、少しだけ、文章とか書きたくなった。

信じてもらえるかどうかわからないけど、今も、アクセルは私のそばにいる気がする。

もう、悲しすぎて、それを思い込むしかないので、私は犬の霊魂はある!きっと、今も私の近くにいる!と思い込むことにするしかないのです。


まず、犬が死んでその日、すぐに、天気雨がざーっと降った。これはアクセルの涙だといっしょに号泣した。

それから、私はアクセルの面影を探し求めた。

いつも、実家の門を入ってすぐのところに立たせて待たせて、ウンコをゴミ箱に捨てに行っていた。その場所を見ると、そこにぼーっと立つ、アクセルの姿が思い出されるのだ。ある日、実家の草刈りをしていて、いつものように、門のあたりを見たら、まるで、アクセルがいるような感じで、鳩が一匹立っていた。今まで、鳩が、庭にいたことなんて一切ないのに。 思わず、鳩と見つめ合い、そして、私はまた泣いた。 しばらく鳩はいた。 ああ、アクセルはきっといる。

これは、絶対にアクセルは私に、今も近くに、いることを教えているのだと思い。

どうか、アクセル、私にその証拠をもっと示して欲しいと、強く願った。

そしたら、ある日、朝の日課の掃除機をかけていたら、あれほど、毎日掃除しているのに、アクセルの毛がついた、犬の餌が一個、ころっと、どこからか出てきたのだ。

何かの間違いじゃないかと思って、掃除機の中のゴミを取り出して、まじまじと見たが、間違いなく、餌と毛だった。

もう、確信するしかない。

そして、今日である。

犬の遺骨と、写真と、好きだった縫いぐるみとボール 毛の入ったキーホルダーをセットにして、いつも寝ていた場所に、飾っているのであるが、今日は、そこの周囲を掃除機をかけていた。

そうしたら!掃除機が停止した。 え!っと思った。 見ると、フィルターつまりのランプが点滅している。

もう、号泣。

アクセル、掃除機攻撃してたもんね。 掃除機をやめて、拭き掃除をした。

掃除機は、フィルター掃除したら、無事復活した。


ところが、全然、アクセルの夢は見ないのだった。

お願い。アクセル。もう一回抱っこさせて。夢の中で。お願いだー。

正直なところ、犬に霊魂があるかどうか、わからないけど、アクセルがくれた幸せを私は一生の財産にしていることは間違いない。

この、切なさも幸せだった証拠だから。

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