2012年4月25日水曜日

梟 不苦労


手芸作家の母親が金の布で作った 開運の黄金の梟(フクロウ)様 

妹が友人から黄金の梟様の置物をもらい、それを南の方向に飾ってから、新古品ようなラッキーなマンションを購入したりと何かと調子がいいというので、ぜひ私も同じものがほしいと母親に伝えたら、母親が作ってくれた。

妹のは焼物の立派なものだったが、私のは母親の手作りの品。もちろん私は母親の手作りのフクロウがありがたい。

しかも、黄金のフクロウがあまりに好評(母は、まるでとりつかれたように同じフクロウを作り広く配布したようである。)なので、ネズミ年に黄金のネズミ様も母親は製作して贈呈してくれた。 私の開運にひとかならぬ努力を母親はしてくれている。

フクロウは不苦労ということで、縁起がいいというが、京都のNO1占い師 元三時のあなたご出演の小林泰明の名言によると、

苦労を苦労と思わないで努力することがフクロウの本当の開運の秘訣なのだそうだ。

まことにそのとおりなのである。

人間の苦しみというのは、それを苦しいと思ったら苦しいのだ。

画家の安野光雅さんが徹子の部屋で ガンだと思わなければいいんだというようなことを言っていたのをちらっとこの前見た。結構長い間ガンとともに行きているのだそうだ。 ガンだと思うとその途端に辛くてたまらないが、
ガンだと思うと深刻になるのだ。



確かに苦労の感じ方は人それぞれである。

昔、何だったか忘れたが、主婦の人が集まって喋っていたのを聞いたことがある。「なんと言っても、こうして私たちが楽できているのは夫が働いていてくれるからで、私たちは働くことがなく幸せでいいわ」というようなことを喋っていた。

今では、すっかり珍しくなったが、昔は専業主婦とかケッコウいたのである。

私は子供心に、いいや私はむしろ働いてお金を稼いでみたいなぁと思ったものである。

働くことを辛いと思うと、もう働くことはおもしろくない。 働くことが習慣になり、働くことが楽しいと思うとそれは楽しみになる。

山下けいきさんは、朝3時に起きて新聞配達をしてから朝ごはんを食べて大学に通って卒業し、市議会議員を32年間した。 そして市長選にまで立候補したのである。 落ちたけど…。

それは辛いと思ったらできないことだと私は思う。
家が貧しかったからしかたないという気持ちと、大学に行けて楽しいという気持ちがないとそれはできない。大学を卒業した先のより大きな楽しみを見つめることだ。

自分から見て、それは辛そうであると思っても、おいそれと「辛いねぇ」とは私は言わないようにしている。

辛いという言葉が、よけいに辛くすると思うので、基本は「偉いなぁ」ということにしている。

で実際そうである。2万円を握りしめ暴力夫から顔殴られて鼻が折れて逃げてきたお友達がいたが、私がさらに数万円を貸付け、そこから見事に復活し、現在彼女は、故郷フィリピンにマンション2軒持ってる。バックはシャネル。子供は息子3人。私よりはるかに財産家になっていたのだった。

あらゆる行動は世界に響いているとニーチェは言った。

幼児期において必要なのは、しっかりと躾けて、あらゆることが苦労なくやれるようにしてやることであって、無責任に甘やかすことはあまりよくない。(個体差があるので、程度の見極めは必要である)

暗闇の中で、ただ光だけを見つめて、前をいかに向けるか。

憂き事の尚この上に積もれかし限りある身の力試さん


進め一億火の玉だ!

一億玉砕。

ま。これも程度の問題であって、玉砕したらいかん。

頑張れ、頑張れもこれまた、言い過ぎてはいかん言葉だ。 

だから私は「偉いなぁ。でも体に気をつけて無理して寝るように」 と、いうことにしている。

一方で、各自治体の生活保護の受付では、もらう行列ができている。(振込にすると残高がバレてイヤなので、現金支給を希望する人が増えているのだそうで)

中には、ごく一部とはいえ…母子手当もらって、生活保護受けて、子供の奨学金もらって…そのお金でパチンコ行ってる人とかいたりする。
母子手当もらうために偽装離婚してたりするし、あげくに生活保護であることを 私は議員の知り合いがいて頼んでもらえたんだというようなことを自慢気に言うたりするようになっていて…

これもまた困ったことだなぁと…


こんな世の中のキーワードは私は客観視する能力ではないかと思うのである。

客観的に見れるという能力は頭の良さの一つの基準であると思う。


昨今のお笑い文化の中で、生活保護取れたことを自慢するような風潮も、国民的に頭が悪くなっているのだ。

生活保護は本当に困った人のための大切な保険制度であって、国民的に大切に守らないといけない制度なのである。

テレビを見ていると、言葉で言っているはしから、その内容がテロップまで出て、しかも効果音までついてくる。それは脳科学者苫米地英人曰く、頭で考えさせない洗脳の一つの方法だそうだ。

だからテレビ見てたらバカになるのだと。

で。結局 放射能は危険なのか、危険でないのか?



あんな地震があったことも、もはや夢のようなことであるが、確実に今も危機的状況であると私は思う。が、あなたは大丈夫ですか?

ガンと思わなければガンでないと同様に、放射能はたいしたことないと思えばたいしたことない。 というものかどうか。

これこそ、本当に難しい。
子どもの鼻血が大量に出ているとか、甲状腺に半数に異常があるとか、それは本当に大丈夫なのか?

ここはマスコミに頑張って欲しいと思う。が、マスコミだけ見ていると…ガンと思わなければいいじゃないか路線でがんばっている気がしている。

そもそも、こんな苦労を原発なんかなかったらする必要はなかったんじゃないかとか、ツイッターあたりで盛り上がっていることはテレビからは感じられない。

野田さんは世界で一番安全な原発を作れる国になりますと演説してきたらしいが、私はこんなこという首相で本当に日本は大丈夫なのか?と思うよ。

もう、世の中が私はわからない。


常に冷静に、今全体としてどういう状況なのか。

世の中はどうあるべきか?

この苦労はするべきなのか、するべきでないのか? 

常に冷静でいろと、私の黄金のふくろう様は私に話しかけているのだった。







とりあえず脱原発するという苦労は、前向きな苦労だと私は思うけどね。

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