2010年8月15日日曜日

南無釈迦牟尼仏

お盆です。今朝は愛媛でお墓にお参りしてまいりました。 うちの檀家は禅宗で、お葬式では「か~っつ!」と大声をお坊さんがあげて、引導を渡すというのがあって、とってもカッコよく大好きです。
でも、この年になってくると、いろんなお葬式に出るようになり、宗派によっていろいろあるらしく、なかなかおもしろいものだなと思うようになりました。暇ができたら、そういうことも研究してみたいものです。

南無釈迦牟尼仏というのは、うちのお墓に書いてある言葉でして、本日お父さんにこれを唱えるようにと初めて教えてもらいました。南無阿弥陀仏と書いてあるのだと勘違いしておりまして、何年もお墓参っていたのに驚いた。 うちのお墓は子供が女ばかりというのもあり、誰でも入れるようにというリベラルな理由の元に丸々家の墓となっていない。 問題はこれを誰に参ってもらうようにするかだなと…。 ちょっとでも関係のある方にはどんどん入ってもらったらいいんじゃないかなとか、思っています。

まぁ。お墓というものも安くはないし、無かったら寂しいですが、誰が世話をするかとか、いろいろ大変だなぁと思いますね。


しかし、亡くなった人は、生きてる人がそういうことで悩むことを喜ばないそうです。とにかく前向きに明るく生きることが亡くなった人への何よりもの供養なんだという話を最近よみました。



このコリン・フライという人は、イギリスで集団降霊番組をしている有名な霊能力者なんだそうです。30人くらいの人をスタジオに集めて、その人を眺めながらその中の人と話をしたい霊のメッセージを伝えるという番組で、you tubeなどでいろいろ映像があるのですが、これがやらせでないとしたらスゴイナ!と思います。江原さんなんてメじゃないスーパー霊能力者です。

で、このイギリスの超人気番組のシックスセンスでのできごとについて書いてある本なんです。

夏だからオカルトでも読みましょう~という軽いノリで、買った文庫だったのですが、これが本当によくて大泣きしてしまいました。 

確かに霊ってあるんだなと思ってしまいました。 死ぬということは怖いことではなくて、霊界と現在は紙一重の場所にあり、霊になって人間はしばらくは元気に暮らしているのだそうです。 そして、生きてる人間のことを見つめてくれているんだそうです。 で、とっても大らかな気持ちで見つめてくれていると。(でも性格とかは生きてるときとあまり変わらないとか)

自殺してしまった人間であっても、殺されてしまった人間であっても、どちらも幸せな精神状況で安寧の場所にいるということでした。

この本のテーマは、人を許して幸せに生きることの重要性。そして、生きてることのすばらしさを忘れずに今を精一杯に生きることの素晴らしさを感じさせてくれる本当にいい内容でした。

なんか、知り合いで自殺した人とか何人かいたんだけど、超安心した。 よかったなぁと思いました。

死ぬことを怖がらずに受け入れることができた霊は、スムーズに霊界での生活にもなじむことができるんだそうです。

なんか、友達とのケンカで殺されてしまった息子がお父さんに「死んだのは僕なんだから、お父さんは元気でいてほしい。僕を殺した人のことを許してあげてほしい。忘れる必要はないけど」と話しかけてきた話とか本当に泣けましたね。

まぁ。本当に人間はいつかは必ず死ぬわけで、そのことを考えたら、腹立ったり恨んだりすることというのは人生を楽しくすることはない。自分のために相手を許して前向きに生きることが大切なんだという内容の本でした。

年を取ってくると周囲に死んだ人が増えて、なんともさみしい気持ちになるのですが、この本を読んだお蔭で少し前向きに考えられるようになった。 死んだ人に自分も死んだら会えるというのも結構うれしい話だし。

あわただしい愛媛の帰省でしたが、明日からまたパワフルにご先祖様、ご子孫様のために頑張って働きたいと思います。

おやすみ=。

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