2010年6月19日土曜日

おばさんの葬儀

父のすぐ上のお兄さんのお嫁さんが亡くなった。

おじさんが死んだ2年後に。おじさんの命日は6月21日で、おばさんは6月16日。すごい話だなと思う。
本当に夫婦ってそこまで繋がれるものなんだろうか。

おじさん夫婦と両親は家が近いというのもあってとても仲良くさせてもらっていた。母は号泣。父も泣いていた。父ちゃんの兄弟姉妹も亡くなった方が多くなってしまった。

が、お父ちゃんはとても元気でした。今日も。頑張ってほしい。長老として。
でも、本当にお葬式とか法事とか、いろいろめんどくさいけれども、親戚と久しぶりに会って、わいわいしゃべり、号泣していたのにもかかわらず食べるときにはどんどん食べてしまう。 
「さっきまですごい悲しかったんだけど、なぜか食欲はものすごい」と私が言うと、
いとこのお嫁さんが「ゆみちゃん。それでいいのよ!おばちゃんも喜んでる」と会話する。

これはサトイモのクキだ。と食べているものを教えてもらい、サトイモのクキなんてどうやって食べるの?とか。(しっかりめにゆでて三杯酢にゴマをドカっと入れて食べると美味しいそうです)
金時草は体にいいから食べたらいいのよと情報をもらい。だからこんなに元気なのよとか。(苗の時期はもうすでに終わったらしいので遊びに行って食べさしてもらうことを期待したい)
バックとアクセル間違えて車壊したとか。(私も気をつけよう)
結構楽しく喋る。

親戚の付き合いというのは、やはり適度にしておいたほうが幸せなんじゃないかなと思う。
で、付き合いのできる自分でおれるように頑張りたいと。 

でも、しゃべっている側で、おばちゃんが「うふふ」と笑いながら見ているような気がした。
本当に朗らかなおもしろいおばちゃんだった。

畑が大好きな農家の典型的な主婦であった。
母親の一番印象的な思い出は、畑に悪さをするムクドリをおばちゃんが捕まえて殺してそれを畑につるしていたことがあったという。
母はおどろいて
「いったいどうやって殺したの?」
と、聞くと
「首をにゅーっと持ってくるっとひねったら死んだわね」とさらりと言ったという。

さすが!戦争体験者はたくましさが違う。

うちの実家の方の田舎は、確かに冷蔵庫にチキンがあるからと言われて取りに行ったら、首がない毛をむしったまるごとのニワトリが入っているとかいうこともあった。(私が子どもの頃の話ですが、でも、お庭でニワトリ飼っているところなんかはあると思います)

いろんな話が出たのですが、気候変動で農作物も大変だそうです。 黄砂が冬にも飛んでいるそうで。
食糧難に向けて実家の家庭菜園にはこれからも頑張って欲しいと思った。

でも、本当にキヨシローとかマイケルジャクソンとか、いいときに死んだんじゃないかなぁ。とか読経聞きながら思った。
オイル流出とかマイケルジャクソンが生きていたら何かしただろうなぁとか…。彼なんか気がおかしくなったのではないでしょうか? This is It のラストの映像は地球を守ろうがメッセージですよ。

本当に…消費税も10%になりそうだし、これからどんどん厳しい時代になりそうだけど、親戚の皆様とささやかに明るく言いながら野菜などを食べて頑張って生きていきます。

おばちゃん安らかに。おじちゃんと楽しくいてね。 お父ちゃんを呼ぶのは本人100まで生きる気まんまんなので、気長に待ってからにしてよ。

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