2010年6月5日土曜日

小沢一郎氏の思い出

岡本先生が政局についてまたまた語られました。


先生曰く、私のブログから私の鬱憤が溜まっていることがわかるそうです。

それは私が今の民主党を作ったからです。(そうとう大げさですが)

私、亀井静香さんにも小沢一郎さんにも実際にお会いしたことはありませんが、自民党の新人はたいていは亀井先生にお世話になり、民主党の新人はたいていは小沢一郎さんにお世話になるらしいということを知っています。

実際にお世話になっている人々の話を聞くと、どちらも悪口を言う人はいません。非常に立派な人なんだと思います。
でも、小沢一郎さんの政治家としての歴史を思う時、彼の新党を立ち上げて日本の歴史を変えるんだという情熱を思う時、総理になれなかった男、いえ、総理にならなかった男小沢一郎の奔走ぶりは東大法学部出身のドン亀井静香さんとは迫力が違うと思います。

今から10年ももっと前、新進党・自由党の時代には、まさか自民党政権が与党でなくなるなんて思えない人が大半でした。 それはなぜか、人材がいなかったからです。

とにかく地域に地盤、看板、カバンがある人で政治家になりたい人、なれる人はすでに自民党に入っているのです。 それなりの新人を探してきて、さらには教育をして、カバン(お金)は貸したり、仕事を与えたりして党を大きくしていくために小沢さんは奔走した。 覚えておられるでしょうか?あの悪名高いサッチーにまで小沢さんは頭を下げて政治に導いたわけです。(結果ならなくてよかったけど)

全国の候補者を小沢さんも調べつくして依頼するわけではない、ちょっといいなと思ったら声をかけ、それこそかき集めてきたと思います。

で、そんな時、地域の影のフィクサーゆみちゃんにお友達から泣きながら電話がある。
ある人がどうも自由党から出馬が決まりそうだ。 あんな悪い奴が政治家になったら日本はおしまいだと。
その人は…。某悪徳葬儀屋とだけ申し上げましょう。強引なセールスでひどいメにあっている人がたくさんいました。非常に向上心が高い方で、政治家にもなりそうな人でした。 そして政治家になったら頭がよい方なので、また悪いこともするでしょう。

私は友達に言いました「私に任せろ!」
私は選挙地盤のお友達の仕事人の皆様に電話を3本かけました。これこれこういう人が選挙に出ようとしているらしいが、こいつはこんな奴でとても許せない。 ついてはあなたは彼の会社の被害者として自由党本部に電話をかけてほしい。そしてこのことをお友達にも広めて欲しい。

仕事人の皆様は、陰ながら政治に思いを寄せる日本の将来を心配している人ばかりであります。快諾してくれ、私の指示どおりのタイミングで約1月かけて時間をおいては電話をしてくれました。
演技力抜群の涙の訴えをしてくれたという人もいます。当然私もしました。「小沢先生を尊敬していますが、どうしても〇〇さんを選挙候補とするのは賛成できない。小沢さんに宜しくお伝えください」と。

後半の電話になると、仕事人の話では「党でも彼のことは問題になっています」と答えてくれたそうです。
無事彼は候補者からはずれ、クリーンな政党のイメージを保つことができました。

ま、こんなことはほんの一部でございまして、まだ民主党が赤ちゃんどころか精子の状態から私は見てきてきたわけであります。

いろんなことがありました。 本当によくやったなと思う。小沢さんはおそらく政界もまもなく引退されることを考えておられるのではないかなと思う。 確かにクリーンな人ではないかもしれないけれど、ここまでくるのにそれは必要だったんだろうなと思います。

頑張れ民主党!

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