2008年6月25日水曜日

昨日、火葬場でお骨になったおじちゃんを見た。
10年間透析してきたとは思えない丈夫な骨だった。
火葬場のおじさんが年齢のわりには残っている方ですねと褒めてくれた。
なんか、死んだら、みんなに骨を見られるのだなぁと。
恥ずかしい骨にならないようにカルシウムは取っておきたいとかちらっと考えた。

火葬する前に、息子のおにいちゃんが最後に蓋を開けてもらって、最後の最後におじさんに声をかけていたのがジーンときた。

そして、火葬が終わって食事会の席で、うちのお父さんが、お兄ちゃんに
「あの骨を見ただろう。お父さんという人は体は小さかったけど、強い力を持ったすごい人だったんだ」と涙を浮かべて熱く語っていた。

お父さんにしてみたら、すぐ上のお兄ちゃんだったので、本当にさびしかったのだと思う。

でも、うちのお父さん、火葬場でもビールをしっかり飲み、葬儀が終わった食事会でもしっかりと全部食べ(私も食べ残したのに)、ビールもさらに飲んでいた。

最近はちょっと太っているのだという。 よかった。とりあえず元気で。

おじちゃん、うちのお父さんを連れていくのは、ちょびっと、まびっと待ってください。

でも、また会おうね。おじちゃん。

今日も、ふっとしたときに泣いてしまう。

おじちゃん家族とうちの家族で小さい頃に楽しくよく遊んだ。

とっても、とっても楽しかった。

本当に本当に楽しかった。




解説:ちょびっと、まびっと

佐伯家に伝わるちょっとだけといいながら、いっぱいを意味する表現。
小さい頃から、お父さんがそういいながら私のお菓子などを食べさせてくれと言うのである。
ちょんびり、まんびり と変化するときもある。

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