2007年9月29日土曜日

日本の将来を考えてみました


いろいろ頼まれて集まってきたパソコンをコチョコチョと修理しながら朝まで生テレビを見た。
田原 総一朗って結構辻元清美さんを応援してくれているよね。

真剣には見てなかったのですが、日本の農業政策なんかの議論のレベルの低さはちょっとどうかと思ったわ。皆、国際関係とかややこしい部分をやいやい言うんだけど、私ら田舎出身の親戚も同級生も農家だらけの人間から言わせると、そりゃ、小泉さんの政策で決定的に田舎は破壊されたと思うよ。

 大企業中心社会。 それのメリットはないことはないと思うけど、はたしてそれで本当に幸せなんですかと思いますね。

 世の中、皆が皆、賢いエリートじゃない。うまい商売を考えられる頭を持った人ばかりじゃないわけだ。ある程度のアホでも、それなりに生きていけるようなおだやかな社会というのは、やっぱり、国内の需要を守って高めていく努力をせないかんと思うんだな。

 高校の先輩で頭のいいハンサムな彼がいたんだけど、故郷で彼はキューイフルーツを作ってそれこそ通信販売で頑張って成功していたんだよ。ところが、オーストラリアのキューイの美味しいのが入ってきて彼のブランドであったマドンナがやられてしまった。 農家の人がすごく努力して品種改良した作物が、1年もしないうちに中国やオーストラリアから安くて同じものができてしまう。 日本の農業には限界があって、農業なんてしなくていいんだ。というような議論があったように思うけど、じゃ、それで本当に「幸せですか?」と私は言いたい

先輩はノイローゼになって自殺しちゃったのである。 ものすごいショックだった。
それを弱い奴だと言うのは簡単だけど、何でもかんでも規制緩和して、日本の中の農業という平和な職業を減らしていっていいんだろうか? 皆が安い農薬のかかった作物が食べられるというメリットだけのために。 ちょっとくらい高くても美味しい安心して食べられるものを大切に守らないといけん。 それは雇用を守ることにもなると思う。

この前、NHKスペシャルでニッセンが経理のような事務的な総務までも中国にアウトソーシングして経営の合理化をはかっているというのを見てとても驚いた。

中国人でスカイプで話しかけてくるボウゲンさんは、中国でまさにそれの仕事をしていて、私に何でも相談してくれと話しかけてくる。 中国人にはいろんな人材がいると。
ホンマなぁ。日本語はペラペラで性格は素直でマジメなむちゃくちゃ働く中国人がドドーっと日本の仕事を持っていくつもりらしい。 たまに彼と情報交換をすると今の中国の勢いが恐ろしい感じがするときがある。

それで企業が力をつけて経営黒字が高まるかしれないけど、じゃ、それを買う我々オバカな一般ピープルはどうしたらいいんだと思ってしまうよ。 優秀な奴じゃないと大企業の美味しい思いはできない。 普通にマジメに働ける職場が減っていっていいんやろうか?

ま。そんなことを私が考えてもシャーナイですが思ってしまいました。

いわゆるテロ特措法についても、アメリカの本音について語っている人はいなかったと思う。皆知っているんだろうと思うんだけどね。今まさにアメリカは風前のともし火なんだと。
その大政奉還前のアメリカに一の子分である日本がどううまいこと付き合うかと言う問題なのである。 で、そのあたりを勉強したいなと思って北野さんの本を買いました。 なんだかとってもストレートでおもしろそうです。


ほんまに、何か不安なことばかりで、選ばれた国会議員の皆様にはひとつ本当に頑張って欲しいと思っております。

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