2007年2月25日日曜日

山を登ることそのものを楽しむ

XMLをさぁ、10年くらい前に勉強を開始しただろうか…。

今ではaccessもphpもJAVAもflashも使いこなす私だが(言ってみただけ)何を隠そう、イラストレーター、フォトショップ、ページメーカーときて印刷について勉強し、時代はホームページになると思い、HTML(ホームページの言語)をフロントページで勉強して、その次にこれからはxmlだと思って本を買ったが、まったくわからず撃沈。ぼっつら、ぼっつらcgiがいる(ホームページの掲示板は当時はほとんどcgiで書かれていた)とか、いきあたりばったりで覚えてきた。

 でも、しつこく、しつこく、xmlをいつかはわかりたいと思ってきた。
 周囲には教えてくれる人はもちろん、そのような業種にかかわる人もまったくいなかった。
 私は孤独だった。 xmlの本は10冊は買ったと思う。 xmlと書いてあったら買うみたいな。

 
 で、この頃、ようやくphpプログラミングが本当にちょっとづつだけどわかるようになり、金曜日の夜に思いついてxmlの本を読み出したら、これがスラスラわかるのである。 自分でもおどろいた。

 あんなに出力がうまくいかなかったのに、さくさくできるじゃないか。

 やっぱり私は40過ぎて少しは頭がよくなっていたのだ

 パソコンの勉強というのは、本当にやっても、やっても。である。 次から次へと私のやりたいことに壁が立ちはだかる。

 ホームページができたらいいや。 が、レイアウトをカッコよく。 検索エンジン対策を。
 インタラクティブな動的なサイトを。  データベースをお安く。 などなど。

 要求には果てがない。 年齢的に考えて、この山を登りきることなんかないなと思うし、
 どのあたりで「私は」稼ぐべきなのか考えなければと思う。
 そうだ、そろそろ山を登らず、中腹を楽しむことを考えなければと…。

 でも、わからなかったxmlがわかってしまったらもうたまらない。

 寝るのが惜しい。 布団の中に入るのがおしい。 寝てる間に考えてしまう。 いきなり起き出して考えたことをやってしまう。

 そういう感じになってしまうのだ。 宝くじが当たったら1年でいいから部屋に籠もって勉強したい。

 不幸にも子供ができなかったことで、私は自由な気ままな研究生活をゲットした。

 そして思った、これはこれで幸せなことだなと。

 たぶんこれは、ゲームかなんかに夢中になっているのと同じなんだろうなと思うのだ。
 いや、もっと楽しいと思う。本当のことだから。 ゲームと違って残るから。

 いつか必ず、私は自由自在に作りたいものを作れるようになりたい。 なれないかもしれないけど。
 いいや。その山に登ることが楽しいから。 夢が楽しいから。

 そう思った。

勉強ができないとか、悩んでいる人もいると思うけど。(実際、私は中学2年生の頃に勉強がそれまで10番くらいだったのが、いっきに落ちてしまって、人生をあきらめてしまったことがある。 あのとき、自分はバカなんだと思って泣いたことは今も覚えている)
やっぱり、勉強そのものを楽しまないといかんと思う。

 山頂を想像して楽しみにするのじゃなく、山道の美しさ、それにより鍛えられていく自分そのものを楽しまないといけないと思う。 後から来た人に追い越されてもそれだったら気にならない。

 カケッコはビリでも登れない山はない

 中学生2年生の太ったさえない私に言ってあげたかった。 

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