2006年9月22日金曜日

夫といると調子が悪くなる

どうしても私、そこまで大きくないのであった。
給料がもらえない今の状況の中でも、会社のために働く、フィリピン人のメンバーやシェフたちのために。
がんばってる。偉いと思う。

でもなぁ。胃が痛くなって、高血圧で人のためにがんばる夫を、本当にそれでいいの?ですかと。

それを口にしてしまう私。

すると夫は「そんなに迷惑かけてるとは思えない」みたいなことを言うわけ。

そりゃ。そうですが。

何が腹が立つって、とにかくそういう感じの難しい夫の側にいると、自分の調子が確実に悪くなってしまうこと。

お金がない。それはいい。 いつものことだし。
でも、私の体が腹が立ちすぎて動かなくなるんです。 どうしたらいいでしょう。

ああ。自分の修行が足りないのかもしれないと。
大借金抱えているわけじゃないし。 夫は確かに悪くないかもしれない。

私には関係ない。呪文のように唱えてみる。

どうしても、どうしてこんなことになるのだろう。という気持ちになってしかたがない。
それが修行の足りないところなんだろうけど。
じゃ、せめて
「苦労をかけてごめんね」とか言って欲しいといか。
すると「そういう形じゃないでしょう」とか言われると、おっしゃるとおりで私が悪いのでしょう。
でも、
イライラ私に怒るじゃなくて。カーっとなって怒りながら喋らないで欲しい。

会社に着いて、マッサージしてもらったら爆睡してしまった。
あ~。仕事が山盛りなのに。

もう。だめだ。って気持ちになってしまう。

もちろん可哀相なのは夫なんだろうと思う。一生懸命がんばっているのに報われない彼。
寄り添って優しくしてあげたいけど。今、なんかとてもパワーがない。

これって修行なんだろうな。
日曜日にやっとサイパンに出発してもらえることになった。 ちょっと寂しいけど。 ほっとした。

こういう気分を慰めてくれるのは、やっぱり音楽なのである。
今日はウタダヒカルのウルトラブルーを聞いている。 がんばらないといかん。


先日、寮に入っているSちゃんが家に遊びに来て、SDメモリーカードに音楽を入れてあげた。
母親に小学校4年生から一度も会えない彼女。もう中学2年生である。
多少、不良っぽいけど、明るく可愛い感じでいられている彼女をとてもすごいことだなと思う。
彼女は歯をくいしばって学校を無遅刻無欠席でがんばっているんだ。
それが彼女なりのプライドなんだろうと思う。

英語の音楽タイトル「FOLLING LOVE WITH YOU」の意味を私に「どういう意味ですか?」と聞かれて…
「え~と。え~と恋?」としか答えられない。それで英語が得意なんか??と突っ込みを入れながら
楽しく過ごした。
彼女が聞く音楽は、私にはまったくわからないやたら明るい元気な音楽ばかりである。
メロウなのは徹底的にキライみたいだった。
意味なんかどうでもいいらしい。可愛くて元気なのが好きと。 
彼女は、母親に捨てられた(というか、彼女の母親は病気なんだけど)と思ってしまう切ない辛い気持ちを
この明るい音楽を聞きながら吹き飛ばして頑張ってきたんだろうなと思う。彼女が私のパソコンの中に残していった音楽を聞いていると、その軽快なリズムの中で彼女が泣いているような気がしないでもない。

音楽ってやっぱりいいなと思う。
Sは今日もSDで音楽を聞いているんだろう。 そう思って私もがんばろう。

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